2008年5月21日 21時27分更新
宇都宮地方裁判所の裁判官の男が、20歳代の女性に「今度はいつ会えるか」などと交際を迫るメールを何度も送りつけ、交際をしつように迫ったとして、山梨県警察本部にストーカー規制法違反の疑いで逮捕されました。
逮捕されたのは宇都宮地方裁判所の裁判官、下山芳晴容疑者(55)です。
山梨県警察本部によりますと、下山裁判官は、ことし2月19日から1か月ほどの間、山梨県内に住む20歳代の女性に対し、「今度はいつ会えるか」などと10数回にわたって携帯電話のメールを送りつけ、しつように交際を迫ったとして、ストーカー規制法違反の疑いが持たれています。
女性はメールが何度も送り付けられてきたことに不安を覚えて警察に相談し、先月10日に告訴していました。
下山裁判官は、ことし3月まで山梨県都留市にある甲府地方裁判所都留支部長を務めており、山梨県警察本部は犯行の詳しい経緯について調べています。
裁判官が逮捕されたことについて宇都宮地方裁判所の西岡清一郎所長は「現職裁判官が逮捕されたのは、きわめて遺憾だ。処分については警察の捜査を見て厳正に対処することになる。こんなことが起こるとは思ってもいなかった」と話しています。
裁判官が逮捕されたことについて宇都宮地方裁判所の西岡清一郎所長は、「現職裁判官が逮捕されたのはきわめて遺憾だ。処分については警察の捜査を見て厳正に対処することになる。こんなことが起こるとは思ってもいなかった」と話しています。