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【ゆうゆうLife】医療 早く、切れ目なく 成功する脳卒中リハビリ(下) (1/3ページ)
このニュースのトピックス:病気・医療
□回復期病棟の不足
■報酬加算で拡大へ
脳卒中患者の後遺症を最小限に抑える早期リハビリは、有効な寝たきり防止策でもあります。医療費削減を目指す国は、診療報酬の引き上げなどで早期リハビリを質、量ともに充実させる方針です。国の後押しを受け、都市部を中心に回復期リハビリ病棟を設置する動きが出てきています。(佐久間修志)
◇
横浜市戸塚区の西横浜国際総合病院は6月16日、回復期リハビリ病棟を開設する。西の窓から富士山を望む5階部分41床を割り当てる予定だ。
半径約5キロ内に国立横浜医療センターや横浜栄共済病院、済生会横浜市南部病院など300床以上の大規模病院7つがひしめく急性期医療の激戦地。年間1200例の脳卒中手術が行われているが、回復期リハビリを行う病院はほとんどなく、急性期を終えた患者は、厚木市や青葉区への転院を余儀なくされていた。
西横浜国際総合病院自体、脳卒中治療は急性期がメーンだったが、月100例近いリハビリ需要を踏まえ、回復期への参入を決めた。経営母体の医療法人が、維持期の在宅医療を手がけていることも、医療連携の面でプラスだ。
専従医は柏木潤一リハビリテーション部長。都内のリハビリ病院で勤務経験豊富な実績を買われ、開業準備を切り盛りする。開業まで1カ月足らず。「マニュアル作成からスタッフの教育まで、時間がいくらあっても足りません」と病棟をかけ回る。
最初は小規模な病棟改築ですませようと考えたが、結局は大改修になった。疋田憲明事務局長は「トイレや浴槽の数など、どれをとっても中途半端では済まなくなった」と苦笑するが、「徹底的にやれば、病院経営にも地域医療にもプラスですから」。
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