医療安全調査委員会の早期設立を求める要望書の提出および記者会見を行いました

オピニオン, マスコミ, 厚労省 — 管理者 @ 2008/5/14 水曜日 21:41:42

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本会「医療過誤原告の会」に加えて、「医療事故市民オンブズマン・メディオ」、「医療情報の公開・開示を求める市民の会」、「医療の良心を守る市民の会」、「陣痛促進剤による被害を考える会」、「東京女子医大病院 患者家族連絡会」の計6団体は、本日(5月14日)医療安全調査委員会(仮称)の早期設立を求める統一意見を発表し厚生労働省に提出、および記者会見を行いました。

( ※各社報道記事  共同通信毎日新聞日本テレビ  )

 

医療従事者の方々へのお願い

医療行為により予期せぬ被害が起こり、病院の説明に納得が出来ない場合、医療事故の被害者としては、現在、原因調査のための専門機関がない以上、警察にその役割を期待するほかありません

しかしながら、医療の素人である警察は、そのような被害者の期待に応える能力を持ち合わせていないうえ、医療者側からは、病院への警察の介入が「委縮医療につながる」との指摘がなされています。

医療者を中心としたピアレビュー(同業者による審査)をもとに、公正に原因調査行う機関が出来ることで、上記問題は解決できます。これは患者のみならず医療者にとっても大きなメリットです。

本会としては、医療者の皆様にも、そのようなメリットを踏まえ専門機関の設立に積極的に賛同されることを期待しています。

9 件のコメント »

  1. 今現在、全国の病院から医師達が燃え尽きて辞め続けていますが、たぶん、この案が通っても、その流れは加速することはあっても、押しとどめることは無理でしょう。

    地域の病院に勤めている疲労困憊の医師達の勤務状況を改善する実質的な動きは、国民にはほとんど見られませんしね。

    私はここ3年、医療崩壊に向けて進むしかない流れをずっと見続けてきましたが、この流れが止まることはない、既に手遅れである、と思っています。

    過労死寸前の勤務を医師達に強いておいて、その改善の手法も示さずにおいて、その上、もっともっと今以上に医療の安全と質の向上をせよ なんて、私にはいえませんしね。

    病院に医師がいなくなれば、医療ミスも起きないからよろしいのではないですか?

    病気・怪我は自分持ち。当事者とその家族が奮闘して、それで駄目ならあきらめもつくというものです。

    民事・刑事の裁判がらみで医師に辞められて、他の患者達が困るという事態も引き起こさなくてすむではありませんか。少なくとも、奈良県大淀病院の事件の後の、奈良県南部の妊婦さん達の悲劇を繰り返さなくてもすみますし。

    コメント by 崩壊を眺めるもの — 2008/5/18 日曜日 @ 12:11:17

  2. 刑事事件となる医療事故は少ないのが現状
    捜査機関の知識不足と医療側の認識不足が関係
    http://www.m3.com/tools/IryoIshin/080512_1.html

    医療事故と刑事処分◆Vol.2
    「重大な過失」は一律に定義できず
    業務上過失致死傷罪の適用基準は相対的
    http://www.m3.com/tools/IryoIshin/080513_1.html

    医療事故と刑事処分◆Vol.3
    刑事手続との関連では“事故調”に疑問符
    裁判官・検察など関係者を含めた徹底的な議論が必要
    http://www.m3.com/tools/IryoIshin/080514_1.html

    ご参考にどうぞ。

    コメント by 崩壊を眺めるもの — 2008/5/18 日曜日 @ 12:57:16

  3. 厚労省第三次試案を検証◆Vol.3  by 井上清成弁護士
    http://obgy.typepad.jp/blog/2008/05/vol3-by-8bc2.html

    コメント欄も含めて、ご参考になさってください。

    コメント by 崩壊を眺めるもの — 2008/5/18 日曜日 @ 14:47:55

  4. 医療過誤原告の会の者です。情報提供ありがとうございます。
    私たちも、いわゆる「事故調」ができることで、問題の全てが解決するとは考えていません。

    患者のため最大限の力を発揮できるよう、医療従事者には最善の環境が整えられるべきであり、そのことが医療事故を減少させることにつながると考えています。これに関しては、別途、具体的な施策が必要でしょう。

    また民事の補償に関しては、過失の責任追及と事故の被害救済を分けて考えるべきであり、いわゆる「無過失保障制度」が今後必要になってくるとも考えています。

    結局のところ、目指すところは同じであり、今後、医療従事者の方々と共同で問題提起する機会が出来ればと、考えています。

    コメント by 事務局長 前田経一 — 2008/5/18 日曜日 @ 16:54:49

  5. >患者のため最大限の力を発揮できるよう、医療従事者には最善の環境が整えられるべきであり、そのことが医療事故を減少させることにつながると考えています。

    そうです。
    「医療従事者が十分に休養を取り、気力・体力充実」させてこそ、医療事故の減少が期待でき、なおかつ医療の安全と質の向上も期待できるのです。

    マンパワー不足、過酷な労働・勤務実態は、労働者の身体と心を蝕み、小さなミスを数多く生み、それがいつか重大なミスにつながる非常に危険な状況なのだということは、労働者にとっては昔からの常識ですよね。

    >これに関しては、別途、具体的な施策が必要でしょう。

    皆さんは、「医療従事者には最善の環境が整えられるべき」とおっしゃる。では皆さんはそのために、どの様な働きをなさるおつもりですか?

    皆さんはこれまで、これ以上の医療過誤が増えないように、長きに渡り医療の安全と質の向上を訴えてこられました。でも、訴えるだけ・医療従事者を叩くだけで、医療従事者の大半を敵に回しただけでしたよね。

    これまで、医療従事者の琴線に触れるような行動はとってこられなかった。
    「是は是、非は非、」という医療従事者から見て、私のような第三者の目から見て、公正な態度はとってこられなかった。

    人を動かすには、言葉は悪いですが「飴と鞭」を駆使するものです。

    これは家庭にあっても、自分自身を動かすときであっても、職場で人を動かすにしても、当然誰しもが駆使しているはずです。で、医療従事者には「鞭」だけですか?それで医療従事者たちが動くとでも?

    そもそも医療の安全を願う団体であるにもかかわらず、医療従事者のこれまでの勤務実態を調査もなさっておられない。
    資料のコーナーには医療過誤のデータしかない。
    いったいこれで、医療従事者に共同歩調を訴えるに足りると思っておられるのですか?

    専門機関設立など、じっくり時間をかけて十二分に協議するべきです。
    皆さんには、その前にやるべきことがあるのではないですか?

    再度お尋ねします。
    皆さんは、「医療従事者には最善の環境が整えられるべき」とおっしゃる。では皆さんはそのために、どの様な働きをなさるおつもりですか?

    コメント by 崩壊を眺めるもの — 2008/5/19 月曜日 @ 10:51:13

  6. 医療過誤原告の会前田です。貴重なご意見ありがとうございます。
    今後の会の活動の参考にさせて頂きます。

    医療従事者の待遇改善ですが、これは何よりもまず医療従事者自身で要求して頂く必要があると考えています。

    コメント by 事務局長 前田経一 — 2008/5/21 水曜日 @ 2:41:40

  7. 患者のため最大限の力を発揮できるよう、医療従事者には最善の環境が整えられるべきであり、そのことが医療事故を減少させることにつながると考えています。

    とおっしゃり、一方では、

    医療従事者の待遇改善ですが、これは何よりもまず医療従事者自身で要求して頂く必要があると考えています。

    とおっしゃる。

    つまり、自分達が何をするかを答えずに、医療者側に要求するだけになってますよ。 これでは、質問の回答になっていません。

    もちろん、前田様のおっしゃることの通りであると思います。
    上記をふまえて、改めてお尋ねします。

    医療者自身が努力するのは同意というものと、「医療従事者には最善の環境が整えられるべき」に関して、あなたがたが、そのためにどのような動きををなさるつもりですか?

    コメント by 崩壊を眺めるもう一人 — 2008/5/21 水曜日 @ 6:02:51

  8. 会として具体的な活動予定はありません。

    コメント by 事務局長 前田経一 — 2008/5/21 水曜日 @ 6:45:46

  9. >>>>再度お尋ねします。
    >>>>皆さんは、「医療従事者には最善の環境が整えられるべき」とおっしゃる。では皆さんはそのために、どの様な働きをなさるおつもりですか?
    -ご回答-
    >>>医療従事者の待遇改善ですが、これは何よりもまず医療従事者自身で要求して頂く必要があると考えています。

    >>つまり、自分達が何をするかを答えずに、医療者側に要求するだけになってますよ。 これでは、質問の回答になっていません。
    >>もちろん、前田様のおっしゃることの通りであると思います。
    >>上記をふまえて、改めてお尋ねします。
    >>医療者自身が努力するのは同意というものと、「医療従事者には最善の環境が整えられるべき」に関して、あなたがたが、そのためにどのような動きををなさるつもりですか?
    -ご回答-
    >会として具体的な活動予定はありません。

    なるほど…… 明快できっぱりとしたご回答を、ありがとうございます。

    たぶん、ご存知なのか、ご存じないのか… 医師たちはかなり以前から、労働基準法を遵守してほしい、できないならせめて後何人か医師を増やしてほしいと、独自に動かれていました。それぞれが自分の勤務先の病院に人手不足の解消を要求していたのです。公立病院でもそういう動きがありました。

    その結果がどんなものだったのかご存知ですか?

    99年に人手不足・過酷な勤務実態を訴えながら自殺をされた小児科医。この方の労災認定はなんと一昨年、7年目にしてやっと裁判の末、認められました。

    そのころのとある東北の県では、県主催の会議の席上で病院長が人手不足の窮状を訴えました。県はなんと答えたか、「そのあたりはですね、先生方にがんばっていただいて」つまり今いる医師だけでがんばれと、言ったのですね。

    大阪に隣接した医療崩壊先進県、公立病院の事務長曰く、「医師は適度に過労死してくれたほうが(新しい医師が来てくれて人件費が浮くから)、都合がいい」と公言されてました。もちろん、県から咎めなど、まったくありませんでした。つまり、この県の上層部も似たような考えだったわけです。

    一昨年、北海道せたな町の町長さん曰く、「診療室が2つなのに、なぜ医師が3人もいるの?」 かくして全国に誇った予防医療のモデルと賞されたシステムは、医師を後1人確保してもらえず瓦解しました。

    奈良県立医科大の産婦人科が以下に過酷な勤務状況だったかは、かの救急車の中で亡くなった妊婦「たらいまわし」と騒がれた事件で明らかになりました。

    そのすぐ後、医大の産婦人科医たちが県に、勤務状況の緩和と未払いの超過勤務分を要求しましたが、あっさりと奈良県は、却下しました。現在、産婦人科医が訴訟を起こしています。

    上記は、新聞報道されたものだけですが、行政・病院にほとんど相手にされなかったがゆえに、それぞれの病院・地域から医師たちが立ち去っています。その後の医師の補充は、ほとんどみられませんでした。

    そりゃそうですね。行ったら最後、過労死か鬱病発症か、あげく自殺をするか、しかありませんもの。大学の医局の指示など、現在の医師達は歯牙にもかけませんから、そんな地域・病院に行けと言われて、はいそうですかと行く者などいるわけが、ない。

    そしてこれは、全国で繰り広げられていたのです。
    貴団体は、これらのことを、まったくご存じなかったのですか?

    貴団体は、まったく知らなかった…… のですよね。

    >これは何よりもまず医療従事者自身で要求して頂く必要があると考えています。

    などと、発言していらっしゃるのですから。

    わからなくなってきました。
    私は、貴団体は「医療の安全と質の向上を願っている団体」と思っていましたが……

    お尋ねいたします。
    貴団体は、何を目的にした団体なのですか?
    貴団体の目的を教えてください。

    コメント by 崩壊を眺めるもの — 2008/5/21 水曜日 @ 20:16:59

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