日本の過剰な韓国船取締まりに自制要求、海洋警察庁
【仁川21日聯合】韓国漁船2隻が日本の排他的経済水域(EEZ)を侵犯したかどうかをめぐり、16日に南海で韓日の警備艇がにらみ合う事態が発生したことと関連し、海洋警察庁が21日、韓国漁船に対する日本海上保安庁の過剰な取り締まりに遺憾の意を表明するとともに再発防止を求めた。
海洋警察庁によると、姜熙洛(カン・ヒラク)庁長は東京で開かれた韓日海上治安機関長会議で、岩崎貞二・海上保安庁長官に「日本が韓国漁船を取り締まる過程でやや行き過ぎた部分があったように思える。相互の協力体制を一層強化するため、今後こうしたことを繰り返さないように望む」と述べた。
海上保安庁所属の巡視船4隻は16日、慶尚南道・紅島の南17マイルの海上で、日本のEEZを侵害したとの理由で釜山船籍の底引き網漁船「97セジン号」「98セジン号」(ともに134トン級)を拿捕(だほ)しようとした。派遣された韓国警備艇6隻と海上でにらみ合う事態となったが、航路を分析したところ韓国漁船はEEZを侵犯していないことが確認され、日本側は事件発生から6時間半にして漁船の帰港を認めた。