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被災地を回るタンクローリーから水をもらう被災者=20日午前、四川省成都市(写真・善家浩二)

「命の水」被災地潤す・日本の会社、阪神の経験生かす

 【成都(中国四川省)=多部田俊輔】中国・四川大地震で、日本の物流会社の中国現地法人が省都、成都市内で断水している被災地に毎日飲料水を届けている。1995年の阪神大震災の際、水不足で困っていた病院などに配水し、評価を受けた経験を生かす。蛇口が5つ付いた大型タンクローリーで配られる「命の水」は、中国でも被災者の生活を支えている。

 「もう泥水を飲まなくてすむ」「明日も来てくれるのか」。道路沿いの建物の多くが倒壊し、1000人以上が亡くなった成都市北部の彭州。道ばたにタンクローリーが止まると、道ばたや田んぼに避難していた被災者がバケツなどを持って殺到した。久しぶりの水を見て涙ぐむ被災者もいた。 (16:28)

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