経済
神戸エムケイ、福岡進出 須磨に営業所新設
タクシーの神戸エムケイ(神戸市中央区)は、七月にも福岡市内に進出する方針を決めた。神戸でも今年夏に、通常車両より大きいワンボックス車を導入するほか、十月には須磨区に営業所を新設し攻勢をかける。
青木義明社長(43)がトップを兼務する完全子会社「福岡エムケイ」を設立。六月に福岡市内に開設準備室を立ち上げる。(高見雄樹)
本社と営業所は同市中心部の天神、博多駅近くに置き、二〇〇九年初めに車両二十台、運転手五十人態勢で開業。五年後に百五十台を目指す。既に福岡で採用した運転手十人を神戸、大阪で研修させている。
青木社長によると、中型運賃は地元の同業より約一割安に設定。「値段よりサービスで勝負できると判断した」という。
一方、神戸に投入するのはトヨタの「エスティマ」で、車両価格は約四百万円と通常の一・六倍程度。十台投入する。料金は既存の中型車と同じ初乗り五百五十円。予約の際に車両を指定した場合は千円の追加料金が必要だが、“流し”で乗ると不要。快適な車内環境で差別化を図る。
須磨営業所は神戸、芦屋に次ぐ拠点で、須磨区白川台に開設。保有する約百三十台のうち本社の二十台を須磨に回す。同市北、西部への配車効率を上げるほか、社員の通勤時間を縮める狙いもある。五年後に県内三拠点で三百台態勢を目指す。
燃料費高騰や運転手の待遇改善を背景に、神戸・阪神間のタクシー運賃は今年中にも十二年ぶりに実質値上げが認可される見通し。神戸エムケイは追随値上げをしない意向で「質の高い車両やサービスで他社との違いを際立たせ、需要を取り込みたい」(青木社長)としている。
(5/21 10:07)
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