大阪・ミナミの大丸心斎橋店で今年4月、トイレ内や婦人服売り場など3カ所で相次いだ連続放火事件で、府警捜査1課と南署は21日、現住建造物等放火未遂と威力業務妨害容疑で、大阪府松原市岡、飲食店手伝い、小森浩子容疑者(47)を逮捕した。同店の防犯カメラに映った犯人の映像と特徴が一致した。小森容疑者は犯行数日前から同店で購入した商品をめぐってクレームを付けていたといい、「店側の対応に腹が立った」と供述。府警は逆恨みによる犯行とみて詳しい動機を追及する。
調べでは、小森容疑者は4月1日午後8時10分ごろ、大丸百貨店心斎橋店内の婦人服売り場の試着室に放火しようとした疑い。この前後にも女子トイレと男子トイレで火の手があがったが、いずれも店員らがすぐに消火。同店は避難するように店内放送するなどし、延焼やけが人はなかった。
府警が捜査した結果、試着室で出火直前に試着し、立ち去った女がいたことが判明。府警が店内の防犯ビデオで確認したところ、この女がすべての火事の発生前後に近くにいたことが分かった。
また、女の特徴が、犯行数日前から同店にクレームを付けていた小森容疑者と一致。小森容疑者は問題のない商品の返金を執拗(しつよう)に求めるなどしていたという。
同店は「お客さまの安全を第一に考えて、事件後は巡視の回数を増やして警戒の強化に努めている」としている。
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