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【社会】

56歳フィギュアコーチが教え子暴行? 女子中学生が告訴

2008年5月21日 朝刊

 フィギュアスケートのコーチでつくる全国団体「日本フィギュアスケーティングインストラクター協会」の男性理事(56)=名古屋市瑞穂区=が4月、自宅に泊まらせていた教え子の女子中学生(13)に暴行したとして、女子中学生側から強姦(ごうかん)致傷容疑で瑞穂署に告訴されたことが分かった。同署が裏付け捜査を進めている。

 関係者によると、理事は4月10日夜、女子中学生とその家族ら計3人を自宅に泊めた。女子中学生は1人部屋で就寝。11日午前3時45分ごろ理事が部屋に入り、同4時半ごろまで性的暴行をしたとみられる。理事側は女子中学生側に対し、否認する内容の文書を送っており、事実関係で対立している。

 理事は名古屋市内のスケートクラブでコーチをしていたが、同月下旬ごろ入院。健康上の理由で同月末に辞表を提出している。これまでに育成した選手が、冬季五輪代表に選ばれたこともあり、自身も1967(昭和42)年、全日本フィギュアスケートジュニア選手権で金メダルを獲得したことがある。

 同協会によると理事の妻から同月下旬、「病気で入院したのでしばらく休みたい」と連絡があったが、事実関係が分からないという。同協会サイトによれば協会は64年に設立され、コーチら約200人で構成されている。

 

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