英皇室のボディーガード、時速170キロで市民の車あおる

新華社ロンドン(イギリス):イギリスのヘンリー王子のボディーガードに、速度違反容疑がかけられている。この車と遭遇したウィリアムさん(33)によると、ボディーガードが運転していたランドローバー車が、時速170キロを超えるスピードで走行。あと一歩間違っていれば、彼と、一緒に乗っていた彼の家族に危険が及んだ可能性があったという。彼の車の中には、生後8ヶ月の赤ちゃんも乗っていた。
イギリス紙「デーリー・メール」は18日、この男性の話を引用し、次のように伝えている。「17日夜8時頃、家族と一緒にロンドンに向かっている途中、後ろからアウディ・R8が自分達に向かって走ってきたんだ。隣の車道に避けたら、ものすごいスピードで走り過ぎていったよ。時速170キロは出ていたと思うね。こっちが別の車道に着いたと思ったら、今度はランドローバーが、やっぱりものすごい勢いで近づいてきたんだ。先に行ったアウディを追いかけているみたいだった。自分の車にぶつかりそうになったよ。別の車道に出てランドローバーを避けようと思ったんだけど、すでに車道には車が一杯で入る余地がなかったんだ。だから仕方なく、ランドローバーにあおられながら、時速170キロ以上で走っていくしかなかった」。ウィリアムさんの車とランドローバーとの車間距離は、わずか2.5センチだったという。
ウィリアムさんはしばらく走行したあと、ランドローバーに道を譲った。
しかし20分後、ロンドン西部の速度規制のある交差点で、さっきものすごい勢いで通り過ぎたアウディ・R8とランドローバーを発見。すれ違いざまに車の中をのぞいてみると、助手席にはヘンリー王子が座っていたという。
同日夜、ヘンリー王子はロンドンのバーで、翌日の午前3時半まで飲んでいたことが明らかになっている。
【翻訳編集:JCBB(H.A)/G-SEARCH】