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ビントゥル港を運営するビントゥル・ポート・ホールディングスは、同港の拡張に向こう3年で2億リンギ(約66億円)投じる計画だ。コンテナターミナルや多目的ターミナルの整備、貨物処理機器の購入などに充てる。4月25日に開催された年次総会に出席したミオル・アハマド・バイティ最高経営責任者(CEO)が明らかにした。
ターミナル拡張工事はすでに始まっており、新機器調達に関する入札受け付けも開始した。コンテナターミナルの完成は2010 年を予定しており、年間処理能力が現在の32 万7,000TEU(20 フィート標準コンテナ換算)から65万TEUに拡大する見通しだ。
同港の2006年のコンテナ取扱実績は19万9,700TEUだったが、2007年は26.1%増の25万1,800TEUに拡大、2010 年に50万TEUになると見込まれている。15 の海運会社が乗り入れており、昨年の寄港回数は6,000回に及んでいる。同港の収益は、液化天然ガス(LNG)の輸出による収益が75%を占めているが5年内にこれを60%に引き下げ、コンテナやばら積み貨物、パーム油の占める比率を引き上げたい考えだ。