最新KCTニュース
[2008年5月20日(火)の KCT TVニュースから]
稲発酵粗飼料の生産拡大に向け研修会(倉敷市)
乳牛や肉牛に与える飼料の自給率向上や、米の生産調整を円滑に進めようと、国や県が転作を推進している稲発酵粗飼料の生産拡大にむけて、備中県民局は倉敷市藤戸の実験田で不耕起直播機を使った実演研修会を開きました。
稲発酵粗飼料は米粒が完熟する前に穂や茎、葉を同時に刈り取り、ロール状にして発酵させた粗飼料です。実演研修会には行政や農家などから関係者およそ50人が参加し、栽培方法の説明などを聞いた後、不耕起直播機の実演を見学しました。不耕起栽培は田や畑を耕さずに栽培する方法で、代かきなどの手間が省け、労働時間の削減や雑草の繁殖を抑制するなどのメリットがあります。また、直播機でじかに種もみを播くことで苗を育てる手間も省け、この栽培方法を取り入れることで農家の労働時間を 4分の1に抑えることが可能だということです。備中県民局では今後、実験田で従来の直播きの方法と不耕起直播機を使った場合を比較していき、不耕起栽培で従来の収穫量が得られるようなら藤戸地区をモデル地区に推進を図っていく予定です。
消費生活問題研究協議会 地球温暖化防止について講演会(玉野市)
玉野市の消費生活問題研究協議会の総会が行われ、地球温暖化防止についての講演を聞きました。
総会には、玉野市内の主婦など、会員およそ100人が出席しました。講師には、NPO法人おかやまエネルギーの未来を考える会の広本悦子さんを招きました。広本さんは、現在の気温の上昇は人類が30年前、40年前に出したCO2が原因になっていると説明。その上で、「今すぐCO2の排出をやめたとしても、気温の上昇はすぐには止まらない」と出席者に危機を呼びかけました。また、講演に先立って行われた総会では藤本サチミ会長が挨拶し「会員1人1人が賢い消費者になれるよう活動基準を向上させてください」と呼びかけました。総会では、買い物をした時のトラブルから身を守るためクーリングオフなどの知識を広げていくことや、省エネに努めることなど7つの重点目標を決めました。中でも、省エネの推進についてはレジ袋をもらわず、エコバッグを持参する取り組みを市内各地域に広げていくことにしています。また、廃油を使った石鹸作りや児島湖の清掃にも取り組むことにしています。
備中県民局 地元県議に重点施策説明(倉敷市)
岡山県備中県民局管内選出の県議会議員を対象に今年度の管内重点施策の説明会が開かれました。
説明会には、備中県民局管内選出の県議23人のうち18人が出席しました。今年4月に備中県民局長となった須田実局長は、「地域住民を代表する皆さんから忌憚のない意見をお願いします」と挨拶しました。主要事業は地域政策部協働推進室や建設部など10の部署ごとにスライドを使って説明されました。今年度から実施される新規事業を中心に、現在の管内の税収状況や農林水産事業の取り組み、道路整備の進捗状況など県民に身近な事業から街づくり全体のように大きな事業まで、その取り組みは多岐にわたります。出席した県議からは「現在取り組んでいる事業をさらに進められないか」などと質問が出されていました。
後楽館高校がチボリで職場見学(倉敷市)
サービス業の実際を学ぼうと岡山後楽館高校の生徒が倉敷チボリ公園を訪れ、職場見学しました。
職場見学に訪れたのは、岡山市立岡山後楽館高校の3、4年生35人です。後楽館高校では、総合学習の時間に「ビジネスマナー基礎」を設けており、毎年、倉敷チボリ公園でサービス業の実際を学んでいます。職場見学は、入場客を迎え入れるゲストサービス、レストランなどの販売、入場客をもてなすエンターテインメントと、アトラクションの4つの部署ごとに行われそれぞれ、入社2,3年の若手社員が、仕事の内容や、業務上心がけていることを説明しました。入場客と、最も間近に接する機会の多いエンターテインメント部では、毎日午後3時から行われているお誕生日セレモニーに参加してもらいチボリが目指している笑顔で親切な対応の実際を体感してもらいました。
交通功労者を表彰(倉敷市)
倉敷市交通安全対策協議会の総会が開かれ、交通安全の功労者などへ表彰状が贈られました。
表彰を受けたのは「連島南学区交通安全母の会」など5団体と交通警察協助員の小川 清一さんら5人です。倉敷市の伊東 香織市長から受賞者ひとりひとりに表彰状が手渡されました。受賞者はいずれも地域で夜光反射材の着用徹底や、児童生徒の登下校を見守るなど交通安全意識の啓発に積極的に努めた点が評価されました。伊東市長は「今後も地域の見本となって交通安全運動を進めてください」と受賞者を激励しました。受賞者を代表して児島地区老人クラブ連合会の大平 節男さんが、「これからも地域の交通安全に対して努力を重ねていきたい」と述べました。このあと、交通安全対策協議会の総会が開かれ、自転車の運転マナー向上など今年度の事業計画などが話し合われました。倉敷市内の交通事故発生件数は、去年に比べて減少していますが、交通事故による死亡者数は増えていて19日現在で、県内で最も多い13人となっています。
振り込め詐欺防止で表彰(倉敷市)
玉島警察署は、振り込め詐欺の被害を未然にくい止めた中国銀行真備支店と笠岡信用組合里庄支店の職員4人を表彰しました。
中国銀行真備支店では、4月22日、身に覚えのない解約手続きで振込みに来た男性から事情を聞き、架空請求の振り込め詐欺の被害を防いだとして吉澤卓男支店長と職員の小野道代さんへ、感謝状と記念品が贈られました。
トイレ掃除で心を磨こう!(玉野市)
文科省から「スーパー専門高校」に指定されている玉野市立玉野商業で「心」を磨こうと生徒や教諭らがトイレ掃除に励みました。
トイレ掃除はスーパー専門高校のプロジェクトのひとつ、「徳育プロジェクト」として今回初めて実施されました。イエローハット創業者で「日本を美しくする会」会長としてトイレ掃除を推進している鍵山秀三郎さんの講演を聞いた生徒たちは裸足になってトイレに入り、素手で便器を掴むなどして便器にこびり付いた汚れを丹念に磨いていきました。玉野商業では毎年、校外清掃ボランティアを行っており、今年は生徒52人がトイレ掃除にあたりました。玉野商業では今年に入ってから延べ30人の生徒が県内の中学校や高校に出かけ、トイレ掃除を体験しており、手際よく作業にあたっていました。初めての生徒も鍵山さんの講演を聞いた後ということもあり、躊躇なく掃除に取り掛かれたようです。玉野商業では去年、スーパー専門高校に指定され、社会人として通用する人間の育成を目指しています。その成果も徐々に現れ始めているようで、鍵山さんも生徒たちの熱心さを評価していました。
葦高学区運動会(倉敷市)
倉敷市立葦高小学校で18日、地区住民参加による恒例の「葦高学区運動会」が開かれました。
葦高小学校のグラウンドには、子供からお年よりまでおよそ2000人が集まりました。今年の運動会は、新設された倉敷南小との学区再編の関係で、学区内の15の自治会と町内会を8つのブロックに分けて行われ、ブロック対抗で優勝が競われました。競技は全部で15種目。玉入れや、綱引き、スプーンリレーなど大人も子供も一緒になって楽しめる競技が用意されました。低学年の児童が出場した「キャタピラレース」はダンボール製の手作りキャタピラに入り順位を競うものです。なかなかまっすぐに進まないキャタピラに、応援席からは盛んに声援が送られてました。なかでも、盛り上がりを見せたのは「むかでリレー」です。3人から最大10人が一組となって、足並みをそろえて走ります。どのチームも、競技開始前から入念な練習や打ち合わせをするなど、真剣です。レース本番を迎えるとどのチームも息をあわせて懸命に走り、観客席からは、自分の町内の選手たちが目の前を通過すると、大きな拍手が送られていました。また、「パン食い競争」では、大人も子どもも、ゆらゆらとゆれるパンに悪戦苦闘です。なりふりかまわず必死にパンにかぶりつく選手の姿に客席からは笑い声が起こり、参加した人たちは世代を超えて和気あいあいと楽しんでいました。葦高学区の運動会は、コミュニティ協議会が主催して地域の親睦を深めようと毎年開催されており、今回で23回目となります。
井上勇 油絵展(倉敷市)
「赤富士」で人気作家の仲間入りを果たした岡山市の画家・井上勇さんの個展が天満屋倉敷店で始まっています。
会場には代表作の「赤富士」をはじめ、井上さんの新作およそ30点が展示されています。井上さんは倉敷市では初めての個展で、今回は天満屋倉敷店のオープンを記念して開催しました。会場にはヨーロッパや北米に出かけて描いた絵のほかにも、オープン記念として倉敷をテーマに描いた美観地区や瀬戸内などの作品も並べられています。また、初日のきょうは井上さんから倉敷市玉島の特別養護老人ホーム「あすなろ園」に絵画が贈られました。井上さんはこれまでにも母校や老人ホームなどに絵画を寄贈してきており、今回で5回目になります。あすなろ園では今年4月に開所したデイサービスセンターに飾る予定だということで、井上さんは現場の雰囲気から「赤富士」を贈ることにしました。岡山市の画家・井上勇さんの油絵展は今月26日(月)まで開かれており、会期終了後、あすなろ園に「赤富士」が飾られることになります。
(最終更新 05/20-19:07)
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