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2008年5月20日(火)
加地亮選手(G大阪)、日本代表引退表明を受けてのコメント [ J's GOAL ]

本日、G大阪より発表されました「加地亮選手が日本代表引退表明」のリリースを受け、練習後にG大阪クラブハウス前で加地選手のコメントを取材しました。
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●加地亮選手(G大阪)

Q:まずは引退の理由からお聞かせください。
「クラブと代表のところで、精神的な面で同じ気持ちで戦えなくなった。どちらかに支障が出る可能性があるので、それならクラブ1本でいきたいと思った」

Q:その決断は、いつく頃されたのでしょうか?
「決めたのは今年の3月くらいです。06年のW杯が終わってから、気持ちの整理がつかないままここまできてしまっていた。06年から徐々にそういう意識はあった」

Q:岡田監督にはどう伝えたんでしょうか?
「ガンバ1本に絞りたい。精神的な面でそうしたい、ということを伝えた。今年の3月、万博の試合でスタジアムにいらした時に伝えました。その時はちょうど次の代表招集が5月ということで,少し期間が開くときだったので、その間に気持ちが変わらなければそれでいい、と言われた」

Q:日本代表に未練は?
「ないです」

Q:日本代表での思い出は?
「全てですが、やっぱりW杯のピッチで戦った試合は印象に残っている」

Q:日本代表は現在、W敗アジア予選を戦っている最中ですが、チームへ願うことは?
「予選を通過してW杯に出ることだけをみんな考えていると思うので、本当にそれを達成してほしいと思う」

Q:決断の具体的な理由はあったのでしょうか?
「選手をやっていないと分からないこともあるというか。口では何とも説
明しづらいが、クラブも代表もと、2つに対して同じ強い気持ちで戦うことができなくなったことがいちばんの理由。
W杯が終わって、少しずつ気持ち的な面で疲れていたこともありました」

Q:若手が台頭してきたということは関係しているのでしょうか?
「誰が使われるとか、そういうことは全く理由ではない。本当に個人的な理由だけなので」

Q:28歳という年齢で、早いような気もするのですが。
「体力的には全然問題ないのですが、気持ちがついていかないと、身体も動かない。それでも、日の丸を背負っているという責任と、ガンバも優勝を目指して戦っている中で、両方に対して失礼になってしまう。プロなので全力で戦うことは当たり前であり、それが出来ないなら一つに絞って全力をそこに尽くしてやっていくという決断をした。
自分にとってはプラスになる選択だと思っている。そうでなければ代表を引退する意味がない。軽い気持ちで決めた訳ではないし、1つに絞ったことで更にサッカー選手として高いパフォーマンスを求めていける。個人的なところで目標を明らかにしないと高められないとも思うので。
このことを決意してから気持ち的にはすっきりして充実してやれている。より向上していこうという気持ちも増しているので、いい決断だったと思っている」

以上

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5月21日(水)AFCチャンピオンズリーグ G大阪 vs 全南(19:00KICK OFF/万博
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