「育休取りたい」男性３割  仕事と子育てで厚労省調査

　４０歳以下の正社員で育児休業制度を利用したいと思う男性は３１・８％、女性は６８・９％にそれぞれ上ることが２０日、厚生労働省の実態調査で分かった。

　また、制度を利用する可能性のある共働き男性に取得しやすさを尋ねると、８６・３％が「どちらかといえば取得しにくい」ことも分かった。

　厚労省の２００５年度の調査では、妻が出産した男性の育児休業制度取得率は０・５％。育児・介護休業推進室は「育児休業を取りたいという男性は潜在しているのに、現行制度では取りづらいことが裏付けられた」と分析している。

　育児のために短時間勤務制度を利用したいという人は男性３４・６％、女性６２・３％をそれぞれ占めており、厚労省は少子化対策として、取得しやすい育児休業や短時間勤務の制度の在り方を今後検討していく考えだ。