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「日中共同声明」はほとんど安倍内閣の遺産

2008/05/11 08:03

 


 中国胡錦濤国家主席が昨日、帰国しましたね。私は別にたいした仕事はしていないのですが、やはり外務省担当記者としてはいろいろと忙しく、また、神経が疲れるここ数日ではありました。では、一体何が胡氏訪日の成果だったかと振り返ると、多くの人が最初に思いつくのは、パンダ2頭の貸与でしょうか。福田首相は9日の中国中央電視台CCTV)のインタビューに対し、次のように述べています。

 「これは素直に我々は喜んでいる。メディアの一部でいろいろなことを言っている人がいるが、これはごくごく少数派である。ほとんどの方はかわいいパンダを見たいと思っている人がたくさんいるわけなので、手放しで喜んでいる」

 …手放しで喜ぶほどの話かという疑問は残りますが、パンダ貸与に関しては、政府高官も「レンタル料は1億円もするらしいが、これで政権が浮揚できるなら安いものだ」と漏らしています。いや、パンダで政権浮揚って、そりゃ無理でしょうと突っ込みたくなりますが、確かにテレビその他の注目を集め、話題となったのは事実ですね。外務省での日常的な記者会見や記者と幹部の懇談の場でも、パンダの件は随分と話題になりました。特に映像メディアの関心は高かったようです。私個人は、ほとんど何の関心も湧かないのですが。

 さて、今回の胡氏来日では、昭和47年の日中共同声明、53年の日中平和友好条約、平成10年の日中共同宣言に続く「第4の政治文書」という重要な位置付けの「『戦略的互恵関係』の包括的推進に関する日中共同声明」がまとめられ、福田氏と胡氏が署名しました。これに対しては、イザの利用者のみなさんの評価はあまり高くないようですし、実際、チベットやギョーザ中毒事件などへの具体的な言及はないわけですが、私はそれなりに意味があったと思っているのです。

 今朝の産経は3面で、この日中共同声明について特集し、元外務省中東アフリカ局参事官(元中国公使)の宮家邦彦氏の寄稿「消えた村山談話・反省」を掲載しています(もしよろしければご参照ください)。実は私も、それに合わせて何か署名記事を書けと指示を受けたので、下記のような原稿を出稿したのですが、見事にボツになりました(涙)。昨日は、土曜日であるにもかかわらずもう一本、原稿を書かされたのですが、それも他の記者の原稿との関係でボツになりました。この仕事にはつきもののことですが、「ついてないぜと苦笑い~」と口ずさみたくなります。
 

《日中間でこれまでに取り交わされた合意文書をめぐっては、双方の国益と主張がぶつかり合い、激しい議論の応酬と駆け引きが繰り返されてきた。そうした中でつくられた今回の日中共同声明は、比較的に日本側の意向が反映されたものだと評価できる。ただ、それは福田康夫首相の成果というよりも、安倍政権の「遺産」という側面が大きい。

 「安倍内閣時代の一昨年10月と昨年4月の日中共同プレス発表で表明した立場を確認し、塗り固めた」

 外務省筋もこう文書の性格を解説する。共同プレス発表で示された日中関係の道筋を、中国胡錦濤国家主席来日のタイミングでより拘束力の強い政治文書に格上げしたというわけだ。 そもそも、共同声明の題名に盛り込まれた「戦略的互恵関係」という言葉自体が、目指すべき両国関係のキーワードとして「互恵関係」を考えていた安倍晋三前首相と、それに「戦略的」と冠した外務省の合作だ。福田首相は就任当初、「安倍氏の政策イメージが残るこの言葉を使用することに抵抗を示した」(政府筋)というほどだ。

 今回の共同声明では、歴史認識問題はあまり触れられず、日本の戦後の歩みが評価されるなど、過去の政治文書から進展があったが、これらもほぼ、安倍内閣での共同プレス発表での表現を踏襲している。

 また、中国が最も重視する台湾問題をめぐっても、共同プレス発表の表現を引き継ぎ、中国側が求めてきた「台湾独立を支持しない」との一文は盛り込まれなかった。

 昨年4月の温家宝首相来日時の日中交渉ではこの点が最後までもつれ、「安倍氏と温首相の会談終了の1分前まで事務方の協議は決着がつかなかった」(日中外交筋)。このときは安倍氏と麻生太郎外相(当時)が「中国側がどうしても独立不支持を入れろというならば、プレス発表はまとめなくていい」と指示していたことから日本側は最後まで突っぱね、中国側の譲歩を引き出した。その前例から、中国側も今回は無理強いはしなかったようだ。

 今回の共同声明で注目すべきなのは、日本の国連安保理常任理事国入りを視野に入れた「日本の国際連合における地位と役割を重視」との文言が入ったことだろう。外務省筋は「少なくとも、中国が今後はこれに反するような行動をとらないと期待できる」と指摘している。(阿比留瑠比)》

 …まあ、たいした記事ではないのですが、安倍氏と犬猿の仲とされる福田氏にとっては皮肉な話だったろうと思い、指摘しておきたいと考えた次第です。安倍内閣時代の共同プレス発表を一つ格上の政治文書にしてより拘束力を高めたという点では、これは福田内閣の成果と言えるとも思うのです(もちろん「手放し」で喜んだり、評価したり気はありませんが)。もともと今回の胡氏来日時に政治文書をまとめたがって要請していたのは中国側ですし。

 外務省側は当初、日中関係のあり方については、「安倍内閣時代の2度の共同プレス発表で言い尽くしている」として、あまり政治文書作成に乗り気ではありませんでした。外務省幹部も「いいものになるならつくってもいいが、たいした内容にならないなら必要ない」というスタンスでしたが、これは共同プレス発表よりも日本側にとって内容が後退することを懸念した部分もあったのだろうと思います。そういう中で、政治文書作成に前向きだったのは福田氏本人だったと聞きます。福田氏としては、自分の名前を日中の歴史に刻むチャンスととらえていたのかもしれません。分かりませんが。

 私はというと、「台湾」と「歴史」に関して、安倍内閣時の日中共同プレス発表時より中国に押し込まれることがないだろうかという点が気になっていました。しかし、これは事務方がよく頑張ったということでしょう、私の杞憂に終わり、この部分の表現はほとんどそのまま共同プレス発表を踏襲したものになりました。つまり、過去への反省や謝罪はことさら盛り込まれず、また台湾に対する日本の立場も従来の通りでした。上記のボツ記事にも書いた通り、台湾問題は中国側の最大の関心事の一つですから、きっと水面下の交渉では激しいやりとり、駆け引きがあったのでしょうが、共同プレス発表が前例となり、中国側もそれ以上押し込めなかったのではないでしょうか。

 また、平成10年の日中共同宣言にあった「村山談話を遵守」という文言が共同プレス発表同様に消えたのも、よかったと思います。安倍氏が首相時代、「新しい談話をつくるまでは引き継がざるを得ない」として村山談話の踏襲を言い、多くの保守派の失望をかったのも、この共同宣言に縛られてのことでしたから(ちなみに、安倍氏は首相をもっと続けていたら、村山談話も河野談話も、新談話を出すか加筆修正する形で無力化する意向でした)。まあ、今回の日中共同声明にも、今までの3つの政治文書の基本原則を引き続き遵守という言葉は入っていますが、直接村山談話に言及していない分、少しは前進だと考えます。

 こうした諸問題に関しては、いくら外交当局、事務方が踏ん張っても、トップである福田氏から「いいからここは中国に譲ってやれ」と指示をおりてきた場合はどうしようもありませんから、私も「福田氏にしてはよかった」という意味で評価したいと思います。今回の共同声明の成果について、みんな当たり前のことなんだから「ゼロ」だという見方もできますが、スタート地点がマイナスだった今までの経緯を考えれば、ゼロ地点にまで到達しただけでもマシだとも言えます。ただ、そのお膳立てというか、下準備はほとんど安倍内閣のときにすでに勝ち取っていた「遺産」であり、福田氏はその上にのっかっただけであることを、強調したいと思います。逆に言えば、その域を出ていないという指摘もできますね。

 外交は、よくも悪くも継続していますので、負の遺産を相続するときも多いですが。福田内閣は後の内閣と国民に、一体なにを残すでしょうか。いらない負担と宿題ばかり、ということはないようにお願いしたいものです。

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2008/05/11 08:57

Commented by 珈琲好き さん

阿比留さん おはようございます。

「日本の国連安保理常任理事国入りを視野に入れた「日本の国際連合における地位と役割を重視」との文言が入ったこと」

私が読んでいる地方紙では「一面トップ記事の扱い」で大きく報じていました。元ネタは共同通信記事でしたが、共同記事では珍しく大きく報じていたので逆に訝ってしまいました。

逆に産経・IZAでは言及する記事が無くて、産経さんどうしたものかと思っていたんです。記事は書かれていたのですね。

「戦略的互恵関係」という言葉も、安倍前首相と麻生元外務大臣の「自由と繁栄の孤」の外交戦略が生きていると思います。

安倍前首相は良い仕事をされてきたと思いますね。福田首相が戦略を踏襲してくれるといいのですが・・・。

 
 

2008/05/11 09:18

Commented by takotako さん

阿比留さん、おはようございます。
阿比留さんは今回の来日を一応評価されていますが、そのとおりだと思います。中国側もかなり日本に気を使った印象がありますし、ガス田のほうでは案外進展したと聞きます。日中友好は日中共益の手段であるといった内容を麻生元外務大臣のサイトで見ましたが、仲良くしといて損なことはないし、大国同士言うべきことははっきり主張していくことがよりよい二国関係であろうと再認識しました。失礼ながら、ボツになるのはなんとなくわかるような…でもここで読まれた良識のある方は納得される内容ですよ。実家は産経とってますが、うちでもとろうか考え中です。金を払ってゴミになるだけではもったいないんで、これからも我々の心に届く記事をよろしくお願いします。

 
 

2008/05/11 09:26

Commented by yoshi18 さん

阿比留さん 

仰る通り、「戦略的互恵関係」という言葉は、安倍前首相の訪中時のものですね。中々含みのある良い言葉だと思います。

胡錦濤主席は早稲田大学での講演で、「戦後日本が平和に貢献してきた事」と「日本がODAで中国の経済発展を援助した事」を延べましたが、これは中国にも放送されており、初めて認識した中国人も多かったのではないかと思います。
「戦後日本が平和に貢献してきた事」については安倍前首相が良く言っていた言葉だと思います。

 
 

2008/05/11 09:36

Commented by someone さん

安倍さんには場当たり的でなく後々に効果が表れる彼が言う所の漢方薬的なところが往々にして目立ちますね。前のエントリと関連しますが…

ダライ・ラマ氏がトランジットで訪日の際、安倍さん本人が勇ましく直接面談するより名代として昭恵夫人を遣わせたのは、胡錦濤氏との朝食会を念頭に置いての事だったとしたら、安倍さんらしくその裏に細やかな戦略を巡らせていたわけで…。

しかも、安倍晋三の名代である事を明確にするにために他の誰でもなく昭恵夫人を遣わせたところにも周到な意思が汲み取れ、本人が面談していては朝食会への出席が危うくもなるし、なぜ昭恵夫人だったのかが今になって判ったような気がするのです。

 
 

2008/05/11 09:37

Commented by jtake さん

阿比留さん、はじめまして。

パンダを首相にして福田さんを檻に入れたらみんな手放しで喜ぶと思います。

まあ、それは置いておいて、福田さんが総理大臣になったとき、日本の保守は何年かにわたる前進を無駄にしたと言われたわけですが、福田氏の失政のおかげで、実は安倍さんはがんばっていたのではないかという世論が出来れば保守にとっては失地回復ということになり、福田氏の唯一の功績という事になるかもしれませんね。

 
 

2008/05/11 10:02

Commented by tatu62bb さん

久々のコメントです。今回の日中共同声明は宮家さんが仰るとおり、大きな前進だと思いますが、中国ないし胡錦濤さんが何故こうした判断をしたのか、その辺の解説が各社の社説等を読んでもあまり見られません。あの国際感覚のない江沢民時代から卒業をしつつあるのは、胡錦濤の価値判断なのか、或いは国際・経済情勢のなせることなのか。阿比留さんは安倍さんの敷いたレールとの様ですが、私は小泉政権時代の日中関係の中国側の反省の上に前進できたのではないか、秘かに感じています。当然そうすべく外務省が努力したこともあるでしょうが。ウラ読みすれば、今回の共同宣言は中国の日本に対するラブコールでしょう。日本が必要とされていると読み取れます。日中が本当に和解して小泉爺さんと胡錦濤爺さんが昔話をすると、積もる話が湯水のように出てくると夢想しています。

 
 

2008/05/11 10:19

Commented by sys4osbj さん

真言宗の寺院「十輪院」(奈良市十輪院町)の橋本純信住職は7日、チベットで「仏教弾圧、人権抑圧」が行われているとして、中国胡錦濤国家主席が奈良を訪問する10日に、同院で犠牲者の追悼法要を行うと発表した。他の寺院の僧侶にも参加を呼び掛けている。
 橋本住職は「同じ仏教徒として看過できない。犠牲となった多くのチベット僧侶、チベット人に哀悼の意をささげたい」としている。
(時事)

胡均等主席の訪日を歓迎
友誼の絆いよいよ固く
中日の万代友好を展望
(5月9日聖教新聞 寸鉄)

 
 

2008/05/11 10:36

Commented by ささくれ さん

阿比留さん、安堵するエントリありがとうございました。

来日の間、胡錦涛主席は何のかんの言っても真剣に見えました。何事にも投げやりな対応の福田首相がパンダで浮かれている間に外務省が頑張ったということは、安倍前首相のまいた“保守の種”が徐々に芽を出しつつあるのかも……。

 
 

2008/05/11 10:47

Commented by 阿比留瑠比 さん

珈琲好き様
 こんにちは。ただ、一面トップにするほどの価値があるかは分かりません。これは、中国は日本の国連安保理入りを今までのように強く反対したり、足を堂々と引っ張ったりはしないよということではあっても、支持・支援するということにはならないでしょうからね。

 
 

2008/05/11 11:09

Commented by 阿比留瑠比 さん

takotako様
 こんにちは。うーん、そうですか、ボツになるのはわかりますか(苦笑)。>実家は産経とってますが、うちでもとろうか考え中です。…ご無理でなければよろしくお願いします。なんだかんだ言って、それが一番ありがたいのです。

 
 

2008/05/11 11:17

Commented by 阿比留瑠比 さん

yoshi18様
 >「戦後日本が平和に貢献してきた事」については安倍前首相が良く言っていた言葉だと思います。 …そうでしたね。この言葉はいろんな場面で強調していましたね。あと、「20世紀は世界各地で人権が侵害された世紀であった」と、日本の戦前だけを批判する海外の政治家やメディアにも繰り返し言っていましたね。

 
 

2008/05/11 11:49

Commented by 荘布 さん

マスタ様、長文をあまり十分に読めていなくコメントをするのは、恐縮です。政治家として、確かにこの訪問は大した成果が上がっていないかもしれません。
しかし、今の時代こそ、日本と中国のトップの「対話」だけでも十分を評価あげるべきではないか、と思います。
まして、チベットのように、対話さえ困難になるのは、困りますね。

中国のリーダでも、フランスドイツ、日本のリーダ同様に自分の選民を納得しなければなりません。その指導力を維持するためマスコミの対応にも大変だと思います。つまり、やりたいことは全てやれるわけいかない。昔周恩来のような外交家勿論が居なくなるけれど、昔のマスコミの力も小さかった。

そして、諸国のリーダ、敵同士でもいいから、お互いいつも交流が出来る環境をマスコミがサポートすべきでなないでしょうか、
非難、抗議ばかりなら、やりにくい。国のリーダだって、神様ではない、われわれと同じく人間で、非難に対する反抗をしてしまい、
期待すること反するものをしてしまうかもしれない。
何でもよろしいなので、マスコミも心をやさしくすべき場合が必要かもしれません、

 
 

2008/05/11 12:03

Commented by hanausagi さん

阿比留さん

本日の産経三面、及びこのエントリーもそうですが、今回の日中共同声明を肯定的に評価しています。

良く読むと、従来の声明から比較すると良くなった、安倍前首相の路線を継続している、外務省が頑張っていると。それはその通りでしょう。

しかし、個人的には日本の国益を考えると、一日でも早い福田康夫の退陣と保守系政権の実現ですから、一歩間違うと福田政権の延命に繋がりかねない記事には、う~む、と複雑な気持ちです。

福田は「何があっても絶対総辞職と解散はしません」と語ったとか。愛ちゃんと胡錦涛が卓球をしている時の福田のニタ~~~という笑顔を見ると、嫌悪感で鳥肌が立ちます。

 
 

2008/05/11 12:07

Commented by 荘布 さん

昔なら、共同声明は、約束の意味は大きいだと思います。また、マスコミを通じて一般人を落ち着かせるの意味もあります。
今は、僭越ですが、声明は、約束よりマスコミ対応の建前は多くなってきました。また、政治家の自己守りの傾向も見えてきました。

この状況を少しでも変える必要があるかもしれません。そのため、マスコミは自分の表現力を生かして、指摘と非難より、やるべきことのビジョンを政治家に示すことも重要になりました。

安倍氏のようなぼんちゃん3代政治家は、やはりマスコミの助けが必要ではないか、国の指導者の立場に立てられても、真の指導者になれない場合があります。吉田茂元総理のように、戦後アメリカの圧力をスマートな対抗できる人ではない。
この場合、マスコミの知識者のチームの指導が必要だ、非難だけなら、政治家も耐えなくなる
ほめてやらなければ、のは、今の時代の若者政治家対応が必要

 
 

2008/05/11 12:37

Commented by staro さん

阿比留様

お邪魔します

>胡錦涛訪日はある程度成功

う~ん、そうですか?
そもそも会談する意味、必要があったのでしょうか?
財界からの強い要請なりあって、安倍政権時に対中軌道修正が図られたと
いうのは中川秀の暗躍とともに指摘されているところですよね?
事実関係はともかく、以下、

1.中国本土においての邦人企業の設備(償却資産)の扱い
2.上記についての日本国内法、証券取引法の問題
3.商船三井の裁判、韓国企業の撤退に伴う実態、コニカミノルタの課税逃れ

コニカミノルタの問題は先日も報道されていますが、邦人企業が調子に乗っ
中国に進出した結果、この手の軋轢は年々増えており、頭の悪い経済
界が特定企業の利益のみの為に法を曲げ、中国の理不尽な要求に屈伏して
おります
報道機関は対中貿易において日本が潤っていると書きたてていますが、
為替ベース(マクロベース)でもそんな事実はありません
対中貿易において利益があるというのは中国そのものが米国のように
消費(自国の購買力)があった場合で日本から大量に部材を仕入れて米国
輸出している数字を無視して「互恵関係」もあったものではありません

今回の日中首脳会談の意味自体が見いだせない、税金の無駄遣いであること
紛れもない事実だと思います
会うだけでもいいというのなら「アジアの原油決済は円で実施する」という
イランの政策、方針に謝意を示しアフマディネジャドに会った方がよっぽど
国益に適っていると思います

 
 

2008/05/11 12:45

Commented by staro さん

<続き>

これらの中国国内法の不平等、治外法権的手法はコニカミノルタのような
事件を今後ますます引き起こす要因となります
外務省経済産業省とも建啓して今回の事務レベルでの議題で上げるべき
だし、商船三井の裁判についていまだに対処しない外務省は腐っています
やつらは茶をひきすぎて、物事の善悪も本職がなんたるかも忘却した、給料泥棒でしかありませんよ
これも福田のお馬鹿が悪いとはならない話だと思います

 
 

2008/05/11 12:56

Commented by やせ我慢 さん

このような背景があったのですね。
ボツになっても、こうしてブログで読めるのは、本当にイザの画期的なところだと思います。

安倍総理と麻生外相、あのタッグはいい仕事をしていたと再確認させられました。
今回の訪日で日本側が大きな失点をしなかった事は、次の政権の足枷にならないということであり、その意味でもホッとします。
叩くばかりでなく、外務省の仕事も褒めて差し上げたいと思います。

 
 

2008/05/11 13:08

Commented by 莞爾 さん

このような記事を読むと、「あぁ、安倍政権が続いていればなぁ」と夢想してしまい、そして切なくなってしまいます。
テレビでは、チベット、ギョーザ問題は軽く扱われ、卓球やパンダに重点をおく映像を見て、うんざりさせられ一日も早い福田政権の終焉を願うばかりです。(胡主席の法隆寺訪問には非常に違和感がありました)

 
 

2008/05/11 13:15

Commented by フォロンフォロン さん

こんにちは。おじゃまします。

 今回の「『戦略的互恵関係』の包括的推進に関する日中共同声明」が、今後の日中関係にどの程度反映されるのか注視したいと思います。

 それにしても、独裁国家との「互恵関係」を構築することは、「大変だなぁ~」と改めて思う次第です。相手が北鮮のような世襲制独裁なら考慮する対象が狭まるけれど、中共のように建国以来の共産党独裁による政権では、トップが代わるわけで、また、江沢民(上海閥?)のような対日強硬派が権力を握ると、プロパガンダ連発によって中国国内に反日気運を増長させることになるんじゃないかという懸念が付きまといます。

 表面に見えない中共内部の権力闘争が、中共の外交姿勢を一変させてしまう可能性は排除できないと考えます。
 今回、世界から注視されているチベット問題、日本における中国食品の安全の問題、東シナ海の資源問題は、表立って解決しない事で、内部(特に軍部)の反発を和らげる側面もあったのではないでしょうか?(勝手な思い込みかもしれませんが)

 中共が下手に出ている理由は、このことが前提にあるのではないかと思います。だから、とりあえず「パンダ」でお茶を濁す程度なら、彼らにとっては大成功かなと。

 毎日:岩見さんが「言うべきことを言ったか」というタイトルのコラムで、田中角栄・周恩来会談の例などを上げ「言うべきことを言わないのでは話にならない」と括っています。

 今回、事務方はがんばったと思いますが、やはり、懸案が解決していない以上、トップが言うべきことをちゃんと言わないとダメだなと改めて思います。
(専用機で来るのなら中共の警察を引き連れて来て、科警研で一緒に試験をさせるなど、少しは解決へのベクトルを示して欲しかった。

 
 

2008/05/11 13:45

Commented by ソラ さん

中国との外交は100譲って成功したとしても、
欧米の反応はどうなのでしょうか?


すでにその反応はG8に表れているようですが…

 
 

2008/05/11 15:18

Commented by 阿比留瑠比 さん

someone様
 以前も書きましたが、あのときはもともと昭恵さんがインドへ行ってダライ・ラマ氏に会うという方向で調整がなされていました。複数の政治家や民間人がダライ・ラマ氏との面会を求めて謝絶された中で、昭恵さんとの会談が実現したのは、そういったインド政府も関与した経緯がありました。昭恵さんはこのところ、チベット問題に非常に関心を持っていたようです。その件と今回の朝食会のことが直接、リンクしているのかと聞かれれば、分からないとしか答えられません。

 
 

2008/05/11 15:21

Commented by 阿比留瑠比 さん

jtake様
 はじめまして。福田氏の功績をあげるとしたら、年齢による安定感や調整力なんていうものが嘘っぱちであることが明らかになったことだと思います。また、マスコミが虚像をつくり出し、またそれに国民がたやすく乗せられる実例の一つとしても語り継がれていくといいなと思います。

 
 

2008/05/11 15:28

Commented by 阿比留瑠比 さん

tatu62bb様
 >私は小泉政権時代の日中関係の中国側の反省の上に前進できたのではないか、秘かに感じています…。これは当然その通りです。国内的にあまり正統性がなかった江沢民政権が反日路線で国内をまとめ、その結果、日本の対中感情が悪化したことが一つ。その中にあって、小泉氏が圧力をはねのけて靖国参拝を連続し、国民がそれを支持したことで、日本に対して今までのような高圧的なやり方が通用しなくなってきたと、中国側も理解してきたことが一つ。また、私が何度も書いているように、中国は高い経済成長を続けないともう国内の矛盾・不満が押さえきれないところに来ていることなど、諸所の条件が引き継がれ、安倍内閣誕生を好機ととらえてで中国側はある程度、折れてきたという流れがあると思います。問題は、安倍氏はそういう流れを踏まえた上で、駆け引きをしながら対中戦略を進めていたわけですが、福田氏や親中派議員は単純に、もっとべたべたと仲良く友好を唱えていればもっとうまくと勘違いしているように見えることです。

 
 

2008/05/11 15:30

Commented by 阿比留瑠比 さん

sys4osbj様
 好対照ですね。ご紹介ありがとうございます。

 
 

2008/05/11 15:31

Commented by 阿比留瑠比 さん

ささくれ様
 安倍氏が官房長官時代からまいてきた芽も、福田政権が長く続けば摘み取られてしまうと心配しています。

 
 

2008/05/11 15:36

Commented by 阿比留瑠比 さん

荘布様
 マスコミのあり方、役割についてはいろいろな意見があり、簡単には答えられません。ただ私見を述べれば、政治においてマスコミは好むと好まないとにかかわらず、影響を行使している点ですでにプレーヤーである宿命からは逃れられず、部外者・観察者を気取ってばかりはいられないとは考えています。もともと報道に完全な客観性などありえないわけですが、その中でも「客観」が難しいとも。これもまた、いろいろな見方があるものと承知していますが。

 
 

2008/05/11 15:38

Commented by 阿比留瑠比 さん

hanausagi様
 >一歩間違うと福田政権の延命に繋がりかねない記事には、う~む、と複雑な気持ちです。…批判報道はこれからもどんどん続けるつもりですが、かといってそれが誹謗・中傷報道になるのは本意ではないのです。ご本人からはどう思われているかは分かりませんが。

 
 

2008/05/11 15:45

Commented by 阿比留瑠比 さん

staro様
 >そもそも会談する意味、必要があったのでしょうか?…。そこまでさかのぼれば、私ももともと福田氏と胡氏の会談なんかには全く肩入れしていませんし、来ない方がいいとは思っていました。ただ、来て会談することになった以上はと考えると、福田氏が例によって国民と保守派の視線を気にして、心配していたようなおバカな発言は少なかった(これでも)ようなので、その意味ではまあ少しほっとしました。あと、これは首脳会談でも本筋でもありませんが、前のエントリで書いたように、胡氏の耳に直接、トフティ氏の件などが届いたのはよかったと思います。下といくら交渉しても、トップに情報が伝わらず、交渉にも何もならないということが多い国のようですから。

 
 

2008/05/11 16:19

Commented by 阿比留瑠比 さん

やせ我慢様
 >次の政権の足枷にならないということであり…。宮沢内閣や村山内閣のようなことを今後もしでかさないことを心から祈ります。

 
 

2008/05/11 16:21

Commented by 阿比留瑠比 さん

莞爾様
 それにしても、国民がこれだけ中国に対して冷ややかな目線を注ぐようになったことを考えると、江沢民氏の実績はすごいですね。韓国の盧武鉉氏もそうですが。やはり、リーダーとは大事なもののようです。

 
 

2008/05/11 16:53

Commented by 阿比留瑠比 さん

フォロンフォロン様
 こんにちは。> 表面に見えない中共内部の権力闘争が、中共の外交姿勢を一変させてしまう可能性は排除できないと考えます。…これはいつでもそうでしょうね。中国にとって外交は、所詮、内政の延長であると思います。極端に言えば、外交上の成功も失敗も国内政局上の得点か失点かという感覚もあるのでしょう。まあ、日本にもそういう部分はありますが。そういうことは百も承知し、厄介な相手だと認識した上で、それでもなんとかやってくしかないのだろうと思います。

 
 

2008/05/11 16:54

Commented by 阿比留瑠比 さん

ソラ様
 欧米の反応、思惑についてはまだ私は把握していません。すいません。

 
 

2008/05/11 18:38

Commented by ryotaro0245 さん

今回の訪日中、胡錦濤主席はかなり多く
日本人を持ち上げる発言をされました。

これは胡錦濤主席自身を含む中国政府の
価値観の変化を表すのか、

それとも、現時点での日中関係を含む
国際情勢がそうさせるのか、
どちらなのでしょうか?

日本の、中国に幻想を抱く世代の方々は
またこれでコロッと参ってしまいそうで、
非常に心配なのですが。(笑)

 
 

2008/05/11 18:58

Commented by char さん

こんばんは。
印象にのこったのはコキントーさんのお地蔵様のやうな笑顔でした。
そして仁王のやうに立ちはだかる我が国警察の姿でした。フフフ…。

 
 

2008/05/11 20:55

Commented by 阿比留瑠比 さん

ryotaro0245様
 >それとも、現時点での日中関係を含む国際情勢がそうさせるのか、どちらなのでしょうか?…もちろんこっちですが、どうでしょうね。これでコロっとまいるような人は、もうすでに十分そっち側に行っているんじゃないでしょうか。そういう人が一定数いてもおかしくないですが、いちいち相手にしても仕方がないタイプだろうと思います。

 
 

2008/05/11 20:56

Commented by 阿比留瑠比 さん

char様
 こんばんは。私は日中共同記者会見時の福田氏の落ち着きなくキョロキョロし、ときに胡氏の顔をうかがう姿が一番印象に残っています。

 
 

2008/05/11 23:21

Commented by someone さん

ご返事ありがとうございます。
>以前も書きましたが、あのときはもともと昭恵さんがインドへ行ってダライ・ラマ氏に会うという方向で調整がなされていました。
…そうだったのでしたね。へんに深読みしておりました。

>ちなみに、安倍氏は首相をもっと続けていたら、村山談話も河野談話も、新談話を出すか加筆修正する形で無力化する意向でした。
…これは私の憶測通りですから、やはり!!そうかと、嬉しい限り。大満足。

 
 

2008/05/11 23:29

Commented by 亜細亜大臣 さん

中国に対する厳しい世論が、後押ししていることもあるのではと思います。
五輪開会式に欠席して、8月15日に靖国へ参拝すれば、歴史に残る総理になるが、今のままでは宇野氏以下でしょう。

 
 

2008/05/12 08:12

Commented by 阿比留瑠比 さん

someone様
 またよろしくお願いします。人の営みで思うようにことが進むのは何割くらいかかなあ…と、ときどき思います。

 
 

2008/05/12 08:13

Commented by 阿比留瑠比 さん

亜細亜大臣様
 >中国に対する厳しい世論が、後押ししていることもあるのではと思います。…もちろんそうです。福田氏が本来はやりたいであろう女系天皇推進や人権擁護法案、外国人参政権付与などへの言及を避けているのは、明らかに世論の反発を怖れてのことですね。

 
 

2008/05/12 08:18

Commented by ryotaro0245 さん

阿比留様
お早うございます。お返事いただき有難うございます。
胡錦濤氏の訪日スケジュールの演出やご発言はそれなりに日本人
の琴線に触れたようで、周りには好意的に見る方がいました。
さすが中国のトップを張る人物はGood Actorだと思いました。
元は先方の失策とは言え、せっかく国民が追い込んだのだから、
日本政府には引き続き、詰めの交渉に尽力して欲しいと思います。

 
 

2008/05/12 09:22

Commented by からす さん

胡錦寿来日の振舞いが予想外に慎重であり、日中間の懸案が進展しそうだと言っているような意見が見られます。オリンピック、万博までの「振り」にすぎないと思います。軍縮、日本や台湾に向けたミサイルの撤去がなされて初めて対日施策を変えたと言えることになるのでは?ミサイルを向けながら作り笑いわされても信用できるわけがない。日本人は本当にお人好し。お人悪しなることもないが、たしかな洞察力を持ち、真に明確で率直な発言をしたいものです。度重なるダライラマ14世側との話し合いも「振り」だけなのは顕らかでしょう。

 
 

2008/05/12 10:06

Commented by nihonhanihon さん

突然、違う内容ですみません。
朝刊に載っている、4年前の井上作戦のさいに「15人以外にも安否情報があった」ということに関して、何か他にお話しいただけることがあれば、またよろしくお願いいたします。

 
 

2008/05/12 10:07

Commented by 阿比留瑠比 さん

ryotaro0245様
 こんにちは。中国というと、やたらと強かで鉄面皮な部分が強調されますし、実際にそうである部分も大きいのですが、今回は胡氏側も、かなり追いつめられた心境の中での来日だったと思います。それにいたずらに手をさしのべるのではなく、そういう状況を利用してとるものをとるような日本であってほしいのですが…。

 
 

2008/05/12 10:10

Commented by 阿比留瑠比 さん

からす様
 >オリンピック、万博までの「振り」にすぎないと思います。…外交は駆け引きそのものなのですから、相手がその「ふり」をしている間に、とれるものはとれるだけとっておく、という姿勢が大事なのだと思います。相手はいま、「ふり」であってもそう振る舞い続けるしかないわけですから。>度重なるダライラマ14世側との話し合いも「振り」だけなのは顕らかでしょう。 …それは当然ですが、同時に、中国側がチベット問題でかなり困っているのも事実でしょうから、そうした状況は利用したいものだと思います。

 
 

2008/05/12 10:13

Commented by 阿比留瑠比 さん

nihonhanihon様
 これは共同通信の記事ですが、こういう話は当時から出ていたと記憶しています(井上氏は表向き北朝鮮行きを認めていないわけですから、正式発表などには当然なっていませんが)。まあ北朝鮮側から、具体的ではないにしろ、他にも拉致被害者がいるという話が非公式にあったという記事であり、別に何か新しいことが判明したというものではありません。共同がなぜか今頃改めてだれかの証言を得たらしく流してきたので、当日の担当編集者の意向で掲載したということです。

 
 

2008/05/12 10:31

Commented by iza-ryusoo さん

阿比留さま
>このときは安倍氏と麻生太郎外相(当時)が「中国側がどうしても独立不支持を入れろというならば、プレス発表はまとめなくていい」と指示していた<
>今回の共同声明で注目すべきなのは、日本の国連安保理常任理事国入りを視野に入れた「日本の国際連合における地位と役割を重視」との文言が入ったことだろう。<

 没になった貴稿、もったいなかったですね。紙面を飾っていれば、日中双方の政府関係者や一般読者に、今次会談の評価の参考資料になったものを。没にした力学についての論評はしませんが、若干気になります。

 さて貴稿の前掲の一節。上段は、さもありなんと思った次第。
 下段は、成果になるでしょうが、外務省側が言っているように、「期待できる」と思っているだけでいいのか?むしろ、それを前提に省として相手にどこまで不断に注意を喚起し続ける気力があるのか、気になるところです。
 貴見の通り「外交は、よくも悪くも継続していますので」。

 
 

2008/05/12 10:47

Commented by 阿比留瑠比 さん

iza-ryusoo様
 >外務省側が言っているように、「期待できる」と思っているだけでいいのか?むしろ、それを前提に省として相手にどこまで不断に注意を喚起し続ける気力があるのか…。そうですね。幸いというのか、今回の共同声明には初めて、中国主席の署名が入りました。それをことあるごとに強調して、継続的に主張を続けるべきでしょうね。ただ、外務省も役所ですので、人事異動その他で担当者がどんどん変わっていくと、少し心許ない点もありますが。

 
 

2008/05/12 11:25

Commented by nihonhanihon さん

ありがとうございます。
おっしゃるとおりざっと見では目新しくはないのですが、わざわざこの時期に一面に取り上げることや、あるいは関係者筋からこの時期に流されることに何かあるのかなど、「?」に「?」でよくわからなかったので助かります。
他社取材、それも「平壌支局」のあるところからの提供記事だったのですね。

 
 

2008/05/12 11:47

Commented by 阿比留瑠比 さん

nihonhanihon様
 東京版では5面の扱いでした。それも大阪の当日担当者の判断だったのだろうと思います。一応、東京からは、記事の経緯について説明しているとは思うのですが。

 
 

2008/05/12 11:49

Commented by izashun さん

阿比留様
言われていることはよく理解できますが。一般的な感想としてはよくも

こんなに実のない文書を国の代表が大真面目で署名したものとむなしく

なります。首脳会談は数時間であとは観光旅行でしたね。まあ外交とは

こういうものなんでしょう。それにしても御付きの外交官も外務省とも

会って話をしたでしょうに何もまとまったという話が報じられていません。

結局先送りでロシアとの領土問題と同じで何世紀もかかるのでしょう。

互恵と言うもこちらへの「恵み」はほとんどなく先方に有利な話ばかり

がもれてくるのは残念です。

 
 

2008/05/12 11:54

Commented by 阿比留瑠比 さん

izashun様
 ご指摘のように、外交とは、互いの利益がぶつかる中で一進一退しながらも一歩一歩じりじり進めるものでしょうから、そんなに派手なものではないと思います。たまに派手に見える外交があったら、それは裏にどんな危険性が隠されているかもしれないと、疑った方がいいと思います。

 
 

2008/05/12 18:52

Commented by iza-chiruda さん

お久しぶりです。いつも読みにきています。
話がとびとびなので箇条書きにしてみます。

●このひとつ前の記事にあった朝食のメニューには驚きました。朝からこんなに食べることができる体質だから元気なんでしょうね……夜なら嬉しいし、楽しめるのですが。

●パンダで政権浮揚だのピンポン外交だの、是非はともかくこれって30年くらい前の感覚だなあとしか思えませんでした。当時なら中国残留日本人孤児の報道を目にすることが多かったので、対比の効果はあったのかもしれませんが。

●「戦略的互恵関係」と言うわりに、日本側の利益どころか不利益についての強いメッセージがまったくなかったことにはガッカリしていました。
胡錦濤国家主席と対面した政治家は何人もいたのに、きちんと主張した政治家が安倍前総理しかいないのでは不安にならないほうがおかしいというか。
このニュースを知った時には“復権”という言葉が頭をよぎりました(^^)

良いニュースはなかなか出てこないものなのかとも思ってしまいましたが、実際はどうなんでしょう?
報道されていないだけで実際には交渉はなされていて、マイナスをプラスに変えようとする方向性が主流ならいいなと願っていますが。

 
 

2008/05/12 20:48

Commented by 阿比留瑠比 さん

iza-chiruda様
 私は、取材上その他知り得たこと、さまざまな情報を通じて思ったことをできるだけそのまま記しているつもりです。ですから、>実際はどうなんでしょう?…と言われても、書いているままだとしか答えようがありません。もちろん、私の書いていることなど断片的なものですが、それでも、なんとか事実の欠片でも読んでくれる人に伝えようと思っているのです。

 
 

2008/05/12 23:29

Commented by 一閑 さん

阿比留記者

> ...平成10年の日中共同宣言にあった「村山談話を遵守」という文言が共同プレス発表同様に消えた...

劇的進化は無いものの、上記の点は極めて好ましいですね。

福田首相は提案者とか指導者タイプの人ではないただの秀才(笑)ですから、同じくただの秀才(笑)たる外務官僚がこれで良いと言えば、持論はともあれ案外すんなり記名捺印するのではないかと...先にも「一般財源化」ブチあげて即刻尻窄みになった観があるだけに、ついつい邪推してしまいます...阿比留記者の論評に毒されちゃったかなっ♪

 
 

2008/05/13 07:26

Commented by 阿比留瑠比 さん

一閑 様
 >提案者とか指導者タイプの人ではないただの秀才(笑)…。さらに毒しちゃおうと思いますが、私は、福田氏はお父さんの赳夫氏のような本物の秀才に憧れつつ、秀才にもなれずに屈折した人である気がします。実際、そういう分析を福田氏をよく知る何人もの人から聞きましたし。>外務官僚がこれで良いと言えば…。この人は年功序列を気にする人でもあるので、若い官僚の言うことはなかなか…。コメント欄も含めて何度も書いているように、特に中国問題に関しては、官僚側のふりつけにも従わず、用意された想定問答をはるかに超えて中国擁護の答弁を繰り返しているようです。

 
 

2008/05/13 08:44

Commented by iza-chiruda さん

失礼しました。ニュースだとどうも批判の行きつく先が悲観論みたいに思えるもので、受け手から見るとだんだん脅迫されているような気すらしてしまうのです(…愚痴っぽくてすみません)。
とはいえ総理が別の人なら受け止め方もかなり変わってくるのかもしれません。話の筋以前にキャストがぜんぜん合っていない状態が不満なものですから。

 
 

2008/05/13 11:40

Commented by 阿比留瑠比 さん

iza-chiruda様
 またよろしくお願いします。いろいろな確度から、ものごとを取り上げていきたいと思います。

 
 

2008/05/13 12:08

Commented by 女医^^遊佐奈子 さん

はじめまして 

以前より、中国チベット問題、それに関係する政治に関しては、どうも他人事で興味のない記事群でした。報道されないこと、報道してはいけないこと、もちろん外交やその時の政権にとって何が必要かとか、空気を読む、かけひき、、、なんてことも当然ありますし。
ただ、今回の訪日では、空気を読む以前に、事前のすり合わせすら上手くはいっていない印象があった上に、私の中では亡霊並みの政治家安倍が出てくるとなれば、、、。
裏で山拓が何かこそこそ動いている、、、政府隠密命令?スタンドプレイ?、、、なんかよりも、胡散臭いものを感じてしまいます。

結局知りたい情報は知れなくて、評論家や記者の勝手で偏った意見が、真実として報道され、それを信じろ!と言われているような気がして。

阿比留さまに(そして読者に)喧嘩を売るなど100年早い!のですが、産経という、医療従事者には不評な記事をいまだに全力全快で飛ばし続けている媒体で、それもイザブログ上位の思想(すいません偉そうに)がかなり偏っているように思われるこのブログサービスで、さらに出すぎた事に読者相手に、、、

知らない振りして(実際に不勉強で知らないことばかりですが)、全くの反対意見を述べるとどうなるんだろう、、、とトラバを送らせていただきました。

当分の間は、ここのブログ記事とコメントで、中国関係の勉強を続けたいと思います。コメント等までいただきありがとうございました。

 
 

2008/05/13 12:50

Commented by 阿比留瑠比 さん

女医^^遊佐奈子様
 こんにちは。私は中国の専門家ではありませんが、これからも触れたり、論評したりすることはあるだろうと思います。>裏で山拓が何かこそこそ動いている…例えば、私が知る限り安倍氏が最も嫌っている政治家は山崎拓氏ですが、そうしたことも含めて、雑多な情報を提供しようと思っていますので、気が向いたらまたおこしください。

 
 

2008/05/13 13:33

Commented by iza-nippon928 さん

阿比留さん、こんにちは。
いつもコメントを返していただき誠にありがとうございます。

スルーしていただいても構いませんので、一つ意見を述べさせてください。

胡錦濤が対中ODAについて感謝の意を述べ、その放送がシナで流れたとしても私はシナ国民が我が国に対して感謝する方向には向かないと思います。
あくまで、日本国民の嫌中感情を緩和するためのパフォーマンスでしょう。
何故なら、昨年訪日した温家宝も謝意を表しています。確かに放送は流れてないようですが…当時から対中ODAはあくまで戦後賠償として捉えられています。中共にしてみれば国民の愛国ナショナリズムが、今回の件で「胡錦濤は腰抜け」となりそのまま反政府運動になることを絶対避けなければなりません。すでに充分対処済みであると思います。決して騙されてはならないと思います。
シナ憎し!の塊のように思われるでしょうが、それは何度も申しますが、内なる敵、媚中政治家・外務官僚・大手メディア・財界人が牛耳っている現状でこのままの友好ムードで終わらないと危惧するからです。
私は、日本人とシナ漢民族とで、国の成り立ちや風習・教育等を比較し、決して友好な関係は成り立たないと思っています。もちろん個人的な友情というのは存在するかも知れませんが。

駄文でもうしわけありませんでした。

 
 

2008/05/13 14:30

Commented by 阿比留瑠比 さん

iza-nippon928様
 こんにちは。私は「日中友好」という呪力でもって日本人を縛り付けるような言葉が嫌いで、今まで何度も紙面でもブログでもそう書いてきました。友好などと情緒的な言葉で国と国の関係を位置づける必要など全くないと思っています。ただ、隣国は引っ越せないし、経済関係は無視できなので、それなりに、持病とだましだまし付き合うように、なんとかやっていった方がいいだろうと考えているのです。

 
 
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