東芝ライテックは発光ダイオード(LED)式照明器具で、完全に消灯した状態から60ワット型白熱電球が全点灯する明るさまでなだらかに光の強さを調節できるようにした機種を6月1日に発売する。光の強さを完全に制御できるLED照明は業界で初めてという。
発売するのは「E―CORE60 調光タイプ」で、光の色などの違いで4機種をそろえた。同様の調光機能を持つ同社の白熱電球式器具と比べ、消費電力は6分の1の約8ワットに省電力化したうえ、寿命も20倍の約4万時間とし耐久性を高めた。
価格は3万7800―3万8850円で、対応する調光器(3万6540円)が別途必要になる。地球環境に優しい製品として売り込むほか、光で雰囲気を演出したいホテルや飲食店などの需要も見込む。4機種合計で年間4万台の販売を目指す。(09:06)