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伊東・倉敷市長:初登庁 児島市民病院の医師確保など課題山積 /岡山

 倉敷市長選で初当選した伊東香織市長(42)が19日、市役所に初登庁した。倉敷チボリ公園、児島市民病院問題など自身も認める「課題山積み」の船出。補正予算調整準備のため、6月5日開会予定の定例市議会の日程再調整を議会側に申し入れるなど、初日から政務に追われた。

 白のジャケットに黒のパンツ姿の伊東市長は、支持者約100人と歩いて登庁した。市役所玄関に約100人の職員が出迎え、総務課男性職員(29)が花束を手渡した。伊東市長は大会議室で幹部職員約200人を前に、「市役所の無駄を省き、子育てや教育、高齢者福祉を充実させ、倉敷市の個性と魅力を世界の人に知ってもらえるようにしたい」と訓示。「すべては職員の皆さんと作る市政。一緒に現場に行って勉強して、市政を作ってほしい」と呼びかけた。

 記者会見で伊東市長は、児島市民病院の医師確保▽鷲羽山のエレベーター設置▽市立短大の4年制化▽JR倉敷駅の鉄道高架▽高梁川新架橋▽旧真備・船穂両町との調和問題--などを当面の課題として列挙。「各地区の伝統を真っ直ぐに伸ばせるようにしたい」と強調した。

 空席の副市長人事については「考える方向性が同じで、忠告をしてくれる人がよい」と語った。

 また、倉敷チボリ公園問題を巡り、15日にはクラボウ本社(大阪市)を訪れ、意見交換したことを明らかにした。「市を含めた関係者と協議ができる風通しの良い環境にしたい」などと話し合ったという。来年以降の公園運営については「花と緑の部分ができるだけ残るとよい」と持論を述べた。同公園を運営する第三セクター「チボリ・ジャパン社」は26日に臨時株主総会を開き、伊東市長は取締役に就く見込み。

 伊東市長は先月27日の市長選で、中四国地方初の女性市長として全国最年少で初当選した。【山崎明子】

毎日新聞 2008年5月20日 地方版

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