益田市議会は19日、医師不足の深刻化に伴い、市内の夜間や休日の救急医療が危機にひんしているとして、「かかりつけ医を持ち、早めに相談する」ことなどを市民に呼びかけることを決めた。25日に市内のスーパーなどでちらしを配布してアピールするほか、自治会などにも配る予定。
安達幾夫議長の諮問機関「医療問題検討委員会」が今月12日、議長に答申した内容を確認したもの。答申では昨今の市民の休日、夜間など救急外来の増加は、二次救急医療機関の勤務医の長時間労働など、勤務条件の悪化を招いていると指摘。病院にかかる前にかかりつけ医を持って早めに相談するなど、市民の協力を求めている。【児子勉】
毎日新聞 2008年5月20日 地方版