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山口・宇部の患者絞殺:「安全配慮怠る」病院に賠償提訴

 山口県宇部市の医療法人和同会「片倉病院」で昨年11月、精神科の入院女性(当時53歳)が入院していた男(55)に殺害された事件を巡り、女性の両親が「事件は病院側が安全への配慮を怠ったことが原因」として、同会に約5600万円の損害賠償を求める訴えを山口地裁に起こしたことが分かった。

 訴えなどによると、女性は07年11月6日午前、病室内で男に首を絞められ窒息死した。

 女性の死亡直後、院長らは「(女性は)心筋梗塞(こうそく)で亡くなった」と虚偽の説明をしたといい、両親は「(病院は)男の言動を把握していたにもかかわらず、患者の安全に対する十分な配慮を怠った」と主張している。

 訴えに対し、同病院は「落ち度はない」と、全面的に争う考えを示した。

毎日新聞 2008年5月20日 西部朝刊

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