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【独女通信】独女のうちに知っておきたい 結婚式のリアルなお値段

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【独女通信】独女のうちに知っておきたい 結婚式のリアルなお値段
 ジューン・ブライド、なんていわれている6月。マクロミルが行ったアンケート調査「未婚女性1000人に聞いた結婚観」によると結婚を焦り始めるのは30才、あきらめるのは40才がピーク、だそうである※1。

 しかし焦りを乗り越えていざ結婚となっても、すんなりといかないのが結婚の難しいところ。まず第一関門として「お金」の問題。特に結婚生活のスタートなる結婚式なんていうものは、とにかく莫大なお金が必要とされるのだ。

 では実際結婚式を挙げるにはどのくらいのお金が必要とされているのか? 経済産業省が平成17年におこなった「特定サービス産業実態調査」における「結婚式場業」の調査結果(PDF) によると挙式・披露宴1件あたりの全国平均売上高は254万円とのこと。いくらご祝儀である程度のお金がかえってくるとはいえ、結婚資金としては決して安い金額ではない。

 なぜ結婚式はそれほどお金がかかるのか? これには実際遭遇しなければ分からないさまざまな「マジック」が存在する。

●「一生に一度」マジック

「できるだけ安く挙げたい」っていうのは誰もが思うことである。実際、ホテルや結婚式場の案内に明記されている「60名様プラン」「サマーウェデングプラン」といった「プラン」をみると、100万円以下だったり200万円以下だったりというものがゴロゴロ。ぱっと見安く挙げられそうな気がするが、これが大間違い。

 これらは言ってみれば最低限の価格で、ここからさまざまな「オプション」をつけるごとに料金はみるみる跳ね上がるそう。「オプション」というのは例えば料理のグレードアップ、結婚衣装のお色直し、キャンドルサービス……そして会場のお花など。中でもお花は曲者で、司会者のマイクにつけるお花代1万円、ケーキカットのナイフにつけるお花代8000円とちまちましたものがバカにならない金額になるのである。それらのオプションをつけるかどうか? 結婚する際、このジャッジを何度もすることになるのだが、そこで登場する言葉が「一生に一度のことだから……」。

 「これを言われるとどんなオプションでも『ま、いいか』となる」というのは既婚女性が口々に言うセリフ。一生に一度だからちょっとくらい、というのが積もり積もって莫大な金額になるのである。恐ろしい。

●「結婚は家同士のもの」マジック

 結婚する際にどうしても無視できないのが「親」の意見。「私はなくてもよかったんだけど、母親が『どうしても見たい!』っていうから仕方なくキャンドルサービスをやった」「本当に親しい内輪だけで挙げたかったけど、『上司の○○さんは絶対に呼ばなきゃ』といってほとんど知らない父親の会社関係の人がわんさか来た。おかげで100人以上になっちゃった」
 そうして気がつくと、自分の理想とは違う式になることも。確かに「結婚は家同士のもの」ではあるが、そのためにかかる費用はけっこうなものなることが多い。

●「県民性」マジック

 「ゴージャス」でよく知られるのは名古屋だが、先述の「特定サービス産業実態調査」における「結婚式場業」の調査結果(PDF) によると、挙式・披露宴1件あたりの売上高が一番多い県は山梨県の372万。名古屋擁する愛知県は意外にも290万円と全国でも10位であった。ちなみに全国で300万円以上の県は山梨のほかは山形(345万円)、福島(343万円)、青森(330万円)、茨城(326万円)、栃木(322万円)、岩手(307万円)、佐賀(307万円)。

 これらの県をよくみてみると、ほとんどが東北・北関東であることに気づく。逆に一番安い県は島根県で166万円。ほかに100万円台は鳥取(180万円)、和歌山(184万円)、北海道(185万円)、奈良(190万円)、京都(197万円)。こちらは関西・中国地方が多い。

 つまり地方によってかなりの格差があるのである。特に東北・北関東地方の人の場合、「みんな300万円以上だから……」という流れなため、抗うことは難しいかもしれない。逆に関西・中国地方だとけっこう安く上がる可能性もある。

 こんなふうにさまざまな要因で気がつくと莫大な価格になっているのが結婚式のお金。結婚の予定がある人もない人も、今からコツコツとためておくほうがいいかもしれない(高山 惠)。

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