名張署は19日、同級生の女子生徒(14)を殴り、けがをさせたとして、名張市内の中学3年の男子生徒(14)を傷害容疑で逮捕した。
調べでは、男子生徒は今月16日午後1時20分ごろ、校舎1階生徒玄関で、女子生徒の首を締めて壁に打ち付け、負傷させた疑い。容疑をおおむね認めているという。女子生徒は帰宅後、首の痛みを訴え、病院で全治2週間の頚椎(けいつい)ねんざと診断された。
2人が通う中学校校長によると、2人は普段、仲が良かったが、この日、男子生徒が「髪を結んで」と頼み、断られたため、かっとなって暴力を振るったらしい。同中は19日、中間試験だったが、女子生徒は欠席した。
今月15日、教師を殴り、けがをさせたとして傷害容疑で逮捕された男子生徒は、今回逮捕された少年と同じ学校の仲間だった。校長は「私の指導力の限界。一からやり直す覚悟で、教職員一丸となり、前を向いて進みたい」と話した。【渕脇直樹】
〔伊賀版〕
毎日新聞 2008年5月20日 地方版