松下電器産業は19日、投資家が株式を市場で売買する際の最低限の売買単位を現在の1000株単位から、09年2月に100株単位に引き下げると発表した。単位当たりの投資額が従来の10分の1で済み、機関投資家だけでなく、個人投資家にも売買しやすくなる。同社は今年10月に「パナソニック」への社名変更も控えており、これと合わせて同社の“ファン”となる個人株主の拡大を図りたい考えだ。
09年1月をめどに株券の電子化が予定されていることから、ほぼ時期を合わせて実施する。松下株を買うには19日の東証での終値(2390円)で単純計算した場合、最低限でも239万円が必要だが、これが23万9000円に引き下がることになる。【上田宏明】
毎日新聞 2008年5月20日 0時26分