双子座は、3月上旬の夕方、頭上南寄りに見える星座です。その星の配置は、肩を組んだ二人の男の子を表しています。この二人は、右がカストール、左がポルックスといい、最も明るい星二つがそれぞれ二人の頭にあたります。カストールは馬術の名人、ポルックスは剣と拳闘の達人で、二人は常に連絡を密にし、助け合って、数々の武勲をうち立てたのです。二人の乗った船が嵐にあっても、彼ら二人が頷き合うとすぐその嵐はおさまり、おさまると必ずこの双子の頭上に、二つの大きな星がきらめき出たといいます。
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第一デーク(5/22〜5/31生まれ)は、純粋な双子座。第二デーク(6/1〜6/10生まれ)は、双子座の人生に蟹座の傾向が少し加わり、第三デーク(6/11〜6/21生まれ)は、かなり蟹座の影響が強くなってきます。しかし、基本はあくまでも双子座の人生です。
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太陽がこの星座に宿る5/22から6/21の間に生まれた人は、この肩を組んだ二人の男の子に象徴される、いろいろな性格を持つことになります。自分以外の考え方をいつでも受け入れられる二面性と、二つのことを結びつける「コミュニケーション」の星座です。決して人生に退屈することはなく、いつも動いているのが好きで、どこにいてもすぐになじみ、好奇心が強い。そんな双子座の人は、いとも簡単に一度にいくつものことをこなし、若々しく元気いっぱいだが、落ち着かない感じも与えてしまう。そこが悩みの種でもあります。
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双子座にとって幸運の花は、野ばら。
不幸を招く花は、ヒイラギ。
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この星座のシンボルの「2の数」は「1」に対する発展、人間だけに与えられた推理の基礎になる知恵を示します。つまり、「知恵の発展」を象徴し、「自省と推論」の能力を表しているのです。
また、二人の人間、つまり二つの脳に象徴される二重の知性、「知識と活用」の能力も示しています。
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双子座にとっての幸運色は黄、淡い青、緑。
赤と緑を同時に用いることは大変な不幸を招きます。赤と緑の混合色、つまり黒も不吉な色です。
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双子座の守護星は「水星」です。水星は、古代から「商人(あきんど)と盗人(ぬすっと)を司るといわれたマーキュリー(Mercury)」(英語で商人を意味するmerchantの語源)で、この星が影響して、双子座の人は、弁舌と知略知謀の力を授けられました。
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宝石では、碧玉(へきぎょく)と緑柱石が幸運を呼びます。
トルコ石は不吉です。
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こうして、星座自身が与えた「二重推論」の能力と、守護星の水星が授けた「弁舌力」は、合わせてこの星座の人を、臨機応変、機知縦横で、筆舌ともに多角的な知性の持ち主にしたのです。いろいろな才能に恵まれ、話し好きで手先が器用な双子座の人は、いくら遊んでもいくら付き合っても異性に芯から惚れるということはできません。何事にも溺れこんでしまわない理性がそうさせるのでしょう。
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数では、「5」が最高で、発芽と流暢(りゅうちょう)さを表す数です。
逆に、不運をもたらす数は「3」と「6」と「9」です。
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この星座の「二重の性格」は、ときどき、矛盾したムードを作りだしてしまいがちです。特定の理由もないのに不安と動揺を覚えたり、不思議な迷いを感じたりするのです。双子座の人の中の二つの違った要素は、それが緊密に結びついてぴんと張られていてこそ、臨機応変の変わり身の速さが生き、真価を発揮するのです。それがひとたび緊張がゆるんで心の糸がたるんでしまうと、両極端に、お互いに遠く離れ去って別々の動きになる、つまり分裂症状を引き起こしてしまうのです。
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毎月の幸運日は、5日、14日、23日。
運の悪い日は、9日、18日、27日。
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双子座の人にとっては、ときには人生がゲームのように感じられることがあるよう。頭の回転が速く、すばやく行動に移るあなたは、いとも簡単に一度にいくつものことをこなしてしまう。ものまねの名人や、多くの役割・性格を演じわけたりする楽しい人にもなれることでしょう。
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曜日では、水曜日が最上。火曜日は不運日。
方角では、「北北東」と「西北西」が幸運です。 |