岡山放送局

2008年5月19日 19時23分更新

軽油の抜き取り調査


軽油を燃料に使うトラックを対象に、重油などを混ぜた不正な軽油を使っていないか調べる燃料の抜き取り調査が、岡山市で行われました。

この抜き取り調査は岡山県が毎年行っているもので、19日は岡山市の県道に県の担当者と警察官およそ15人が出て調査にあたりました。

軽油に、重油や灯油を混ぜることは「軽油引き取り税」の脱税にあたるほか、排気ガスに含まれる有害物質が増えて、大気汚染にもつながります。

県の職員らは、スポイトを使って燃料タンクから、燃料を抜き取ったり、運転手に最近給油した場所をたずねたりしていました。

県では、19日抜き取り調査を行った31本の燃料について重油などが混ぜられていないか分析し、不正軽油と判明した場合は、該当する給油所を調べて、追加の課税などの処分を行うことにしています。

調査にあたった県備前県民局の岸伸一郎間税課長は、「軽油価格の高騰で不正軽油が今後増える可能性もあるので、こうした調査を通じて目を光らせていきたい」と話しています。
この調査は、今月23日にかけて津山市や倉敷市などでも行われることになっています。