« 中川(糞) | メイン | チベティー700枚! »

2008/05/20

砂漠に超高層建てるバカ

水道の思想―都市と水の文化誌 (中公新書) 水道の思想―都市と水の文化誌 (中公新書)
価格:¥ 754(税込)
発売日:1996-04

地下三階からウンコを汲み上げるという話があるわけだ。もちろん、ウンコを汲むのはバキュームカーなんだが、いくら真空にしても地下三階から地上までは、なかなかあがってくれない。そこでどうするのかというと、ウンコ屋にはウンコ屋の知恵というのがありまして、階段の踊り場のところでわざと、ホースにトグロを巻かせるわけだ。そこでいったんウンコを貯めて、更に上へと吸いあげる。一直線にはあがらなくても、トグロに溜め込めば、そこが中継になって、あ~ら不思議、スルスルとあがるわけだ。まぁ、ウンコ溜とか汚水槽とかいうモノは地下のもっとも下に作るモノなので、高層ビルになるほど厄介なんだけどね。で、話はドバイだ。

しかし不思議なのは香港のように狭いところなら超高層ビルを立てる必要があるが、見渡す限り砂漠のドバイに世界最高の超高層ビルが建てられている事だ。まさに現代のバベルの塔ですが、超高層ビルはエネルギー効率が非常に悪い。停電などでエレベーターが止まれば使い物にならなくなってしまう。維持費管理費も相当かかるだろう。

東京やニューヨークやロンドンのような土地の高いところなら超高層ビルにせざるを得ませんが、更地だらけの砂漠に超高層ビルは、将来的に金融都市としては失敗するだろう。上海などの中国の都市も超高層ビルが林立していますが、不動産の投資物件としては非常に危険だ。維持管理費がかかるからテナント料も高くないと採算が取れない。

東京なども超高層ビルが出来はじめていますが、需要があってのことですが、上海やドバイの超高層ビルはバブルが弾けてしまうと、テナントが無くなり廃墟の様になってしまうだろう。
株式日記さんちがNHKスペシャルのドバイについて書いているんだが、おいら見てません。まぁ、どんだけ景気がいいか知らんけど、税金もないし、働かなくてもカネはある、労働力はフィリピンから連れてくればいい、と、そんな国が、産業が発達しようもないし、金融だリゾートだと言っても、国民全員が唐様三代目なんで、誰もマジメにやらない。やっぱ、どっかから誰か連れてきて働かせるわけだな。で、
1000mの高層ビルの最上階で、水を利用しようと考えると10mおきにポンプで水を汲み上げるだけで単純に100個のポンプが必要になり途中に何十もの貯水槽が、必要になる。
水だけ考えてもその維持費がとんでもない金額に成る。
バカらしい事に、中東では高さ1000メートルを超えるビルが続々と建設中なわけだ。で、そんな心配してる人がいるんだが、ポンプってヤツはよく壊れる。つうか、消耗品だ。パッキンとかゴム関係の部品は3年、他の部分でも5年ごとに交換する事になる。なので、
水道屋は5年食えれば一生食える。と言ってるヤツがいたな。ヒマになったら過去の伝票をひっくり返して、5年前の客に営業かければいいわけだ。で、今はどんだけカネがかかっても、地面の中からカネが湧いてくるので平気なんだが、石油が枯渇したら維持費も出ないぞ、というわけだ。まぁ、他人が落ちぶれるのは一向に構わないんだが、バブルというのはそういうモノなので、誰も未来の心配なんかしてない。

実は、おいらの義弟はドバイ在住なんだが、フィリピン人の女房との間に女の子がいて、スケートやってるわけだ。ドバイにスケートリンクというのも奇想天外なんだが、なんせ、砂しかない砂漠の土地なので、スポーツというと「屋内」でやるしかない。くそ暑い砂漠のまん中でアイススケートのリンクとなるとカネもかかるだろうが、みんな金持ちなので平気らしい。つうか、ドバイの子供は日本の子供と違って
オモテでは遊ばないわけで、そんな事をしたら死んでしまいます。で、砂漠というのがどういうモノかというと、ドバイは綺麗な街なので街路樹があったりするわけだ。一本一本の街路樹にスプリンクラーがついていて、夕方になると水が撒かれる。街路樹一本当たりの水道代が、年間30万円だそうで、金融にしたって、リゾートにしたって、そんな場所でわざわざやるこたない。そもそも、誰もマトモに働こうとしない国なんだから、いくらカネがあっても発展するわけがない。おまけに見栄で必要もない超高層ビル建設に熱中して、ホントにバカです。

コメント

アルファ・リゾート・トマムだネ。
回収しきれないネ。

一言で言うと「地に足が付いてない」事業だナ。
甲乙丙丁の「丁種」事業。

設計時に高さが決まってないなんざ、映画のセット以下。
日立山。損切りして、撤収した方がいいよ。
ロシアの方が、まだまともなプランだネ。

がばい婆ちゃんではないが、高い所は見晴らしは良いが、
住むもんじゃねぇ。

ドバイ。面積は埼玉。防衛組織なし。所得税なし。=「宣伝国」

まー。馬鹿な金持ちの、ゴキブリホイホイなんで。逝って好し。

イラクにいた頃、砂漠のど真ん中でひらめいた。生物に進化論があるように、国家もそれなりの進化の過程を辿らなければ、立派な国にはなれない。

狩猟生活→農耕社会→部族間の戦争→小国の発生→小国同士の争い→国家の形成→市民革命や産業革命など。

それからすると、中近東では、ベドウィン(放牧生活)から、殆どの過程をぶっ飛ばして石油の力だけで産業国家になろうとしている。工場やプラントや銀行のマネージャーは全て欧米辺りから輸入している。

馬鹿だね、石油産業は終わりなのにね。でも、太陽光を砂漠に敷き詰めるかもしれません。でも、またそれをメンテするのは、日本人か欧米人?もちろん部品のサプライもそうなるだろう。

ゴールドマンコは、これから未来永劫に石油へショートをかけるとの事。バレル当たり$50になってもショートするとのこと。結論、ベドウィン生活に戻る!

 不謹慎ながら、ドバイの高層ビルに旅客機で突っ込んだら……。

 妄想エクスタシィでした。

実態経済の、3倍の詐欺的な金融もってしても、貧困・無学は無くならない。

古い日本人として思うのは、

 insp1.世界・超長期(60年以上)・信用銀行。の創設。
     (自治体救済の意)
 insp2.死ぬ前に、あだ討ち。
     (悪貨の駆逐)
 insp3.世界のトップも、実は困惑している。
     (人殺す前に、おら達に相談してくれョ~)

悲しみ(-感)の最小化。と、幸福(+感)の最大化のせめぎ合いだな。

( あーッ。くたびれた。)

ドバイ詐欺。

>生物に進化論があるように、
>国家もそれなりの進化の過程

FTさんの意見に同感です。
似たようなこと以前から思ってました。
というか国家の隆盛、没落というのは、
人間の一生に似てる気がします。
弱くて何もできな弱年期があり、そして成長期、
成熟期、老衰期と。

日本や他の国の少子化も、
国家が変化するそういった段階のひとつかも知れない。
人間も年とって身体や脳が弱くなったら、
それなりの生き方もあるというもの。
そして老化はたぶん生物にとって自然で、必要なことでもある。
少子化のデメリットばかり言われますけど、
国として上手に対応できれば、いい面もあるかも知れない。
年とってくると身体が要求する食べ物の量も減るしね。
少子化を、なんとか上手く利用する方法ないものか。

朝は一本足、昼は日本足、夕方は三本足、
これなーんだ?
スフィンクスの謎かけですが。
わからなかったら食べちゃうぞー(w

コメントを投稿

コメントはエントリー投稿者が承認するまで表示されません。