2008年 5月 19日
倉敷市の伊東香織新市長、初登庁
先月27日の倉敷市長選挙で初当選し、中四国地方で初めての女性市長となった伊東香織新市長が、19日、市役所に初登庁しました。午前9時半、真っ白なジャケットに身を包み、にこやかな表情で市役所に到着した伊東新市長は、約100人の職員や、市民に大きな拍手で迎えられました。この後、市長室に向かった伊東市長は、イスに座り、初めての公務、書類の決裁を行うと、市政の舵取り役としての決意を新たにしていました。倉敷市では存続か廃止かが焦点になっている倉敷チボリ公園の問題や中心市街地の活性化など重要な課題が山積していて、伊東市長は就任早々、難しい舵取りを迫られそうです。

津山市で火事相次ぐ
18日夜から19日朝にかけて津山市で、住宅などを焼く2件の火事が相次ぎました。18日、午後8時15分ごろ津山市総社の塗装店経営、秋元耕二さん(64)の住宅から火が出ているのを、近所の人が見つけ119番通報しました。この火事で、木造瓦ぶき2階建ての住宅と離れ、合わせて約150平方メートルを全焼し、火は、およそ40分後に消し止められました。秋元さんの家は2人家族で、出火当時、家には誰もいなかったということです。近所の人によりますと、火は1階の部屋から出ていたということです。警察と消防で、19日朝から実況見分をして、火事の原因を調べています。一方、先月から不審火が相次いでいる津山市の横山地区で、19日早朝、12年前から使われていない大学の寮を焼く火事がありました。19日午前5時ごろ、津山市横山にある旧作陽音楽大学・常磐寮から煙が出ているのを、近所の人が見つけ119番通報しました。この火事で鉄筋コンクリート6階建ての寮の、1階の2部屋約45平方メートルを焼き火は約1時間50分後に消し止められました。火事のあった寮は1996年4月以降、使われておらず、建物にも鍵がかけられ、火の気はありませんでした。警察によりますと今回、火事のあった現場周辺では先月20日以降、空き家やお堂を焼く7件の不審火が相次いでいて、警察では今回の火事も不審火とみて調べを進めています。

岡山・鏡野町で死亡事故
18日夜、岡山県鏡野町の国道で、軽トラックが電信柱に衝突し、運転していた男性が死亡する事故がありました。18日、午後11時10分ごろ鏡野町の国道179号線で、近くのガラス店経営、大西浩司さん(42)の運転する軽トラックが、ハンドル操作を誤り、道路の左側にある電信柱に衝突しました。この事故で、大西さんは頭などを強く打ち、津山市内の病院に運ばれましたが約2時間後に出血性ショックで死亡しました。現場は苫田ダムに近い片側1車線の緩やかな下り坂で、警察によりますと道路にブレーキをかけた跡はなかったという事です。警察が実況見分をするなどして、事故の原因を調べています。

スーパーニュースきょうの特集
岡山市の国立病院機構・岡山医療センターに今年3月に、ある施設が設けられました。それは、最新の医療施設ではなく、医師のレベルアップを図る、トレーニング施設です。これまでになかったこうした施設がなぜ今、必要なのか?その背景には医療にたずさわる人が置かれる厳しい現実がありました。夕方4時53分からのスーパーニュースでお伝えします。