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子供の事故防止へサイト開設 経産省

2008.5.19 20:07

 子供が家庭内の家具にぶつかったり、公園の遊具から転落するなど、身近な製品による事故が絶えないことから、経済産業省は19日、これまでに収集した子供の事故情報を元に、状況を再現したコンピューターグラフィック(CG)や事故データの統計を閲覧できるインターネット上のサイトを開設した。保護者に注意を促すとともに、メーカー側には製品改善のヒントにしてもらい、事故再発を防止するのが狙い。

 開設されたのは「キッズデザインの輪」。子供の成長・発育状態(0歳から3歳弱)に応じ、収集したデータから典型的な事故の状況20事例をCG映像で紹介、一目で分かるようにしている。CGは10〜20秒程度。

 今後、紹介する年齢層や事例を広げるとともに、個別の事故情報を具体的に掲載。情報を元にメーカー側が改善した製品の紹介なども行う予定。

 今回は国立成育医療センター(東京)が収集した約2300件の事故情報が元になった。データベースの充実させるため、情報収集のネットワークを各地の病院にも広げる。

 東京都が平成18年に実施したアンケート調査では、子供の事故が起きても96%の親が誰にも話さず、事故情報をメーカー側に伝えたのは、わずか2・4%だった。このため、保護者、医療従事者、メーカーなど関係者で事故情報を共有する仕組みが求められていた。

 情報サイトのアドレスは(http://www.kd−wa−meti.com)。

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