北京五輪のレスリングフリースタイル66キロ級日本代表に選ばれた筑前町出身の池松和彦選手(28)=K‐POWERS所属、が15日、県庁を訪れ、麻生渡知事に五輪出場を報告した。「全力で頑張り、前回(アテネ大会)以上の成績を残したい」と抱負を述べた。
池松選手は三井高から日体大に進学。2004年のアテネ五輪では5位に入り、今年のアジア選手権でも3位入賞し、代表の座を射止めた。8月の五輪を前に、強化合宿や母校の日体大で練習を重ね、帰省した際は福岡大や三井高でも汗を流している。
知事は「アテネに続く2回目の出場で、大活躍を熱望している。自信を持って戦って」と激励。池松選手は、ロシアやキューバに強敵がいることに触れ、「経験がある。何とか頑張る」と健闘を誓った。
=2008/05/16付 西日本新聞朝刊=