精神鑑定で責任能力判断へ
精神鑑定で責任能力判断へ 05/19 19:30

福岡市の連続女性殺傷事件です。

容疑者の責任能力を見極めるため、精神鑑定が行われることになり、きょう、身柄が病院に移されました。

この事件は、福岡市中央区の無職野地卓容疑者が、今年3月と4月に女性を強盗目的で相次いで襲い、一人を殺害、一人に重傷を負わせたとして逮捕されたものです。

野地容疑者は、「生活費に困り、金が欲しかった」などと供述する一方で、2人の女性を執拗に刺していたほか、逮捕前に自宅アパートで奇声を発するなどしていたことがわかっています。

福岡地検では、これまでの取調べへの受け答えなどから刑事責任能力はあると見ていますが、慎重に見極める必要があると判断し、福岡地裁に精神鑑定のための鑑定留置を請求し、認められていました。

鑑定留置は、今年7月25日までの予定です。