北九州市の中学校で、1年生全員の期末試験の結果や順位が書かれた一覧表が、誤って流出していたことが分かりました。

流出したのは、小倉南区の菅生中学校で、1年生の担任が通知表を作成する際の資料として作成された「成績一覧表」です。

昨年度の1年生134人が、それぞれ3学期に実施された9教科の期末試験で取った点数や、学年で何番だったかが一覧表になっています。

北九州市教育委員会によると、今年3月、1年生の男子生徒のカバンの中に入っていたのを母親が見つけました。

母親は「成績の出し方が変わったのか」と思い、同級生の保護者ら3人と自宅で閲覧したり、コピーしたということです。

今月になって、母親が学校に問い合わせたため、事態が発覚しました。

この成績一覧表は、学校の中でも1年生の担任と副担任など7人しか持っていないもので、このうち、誰かの一覧表が、男子生徒に配布したプリントに紛れ込んだ可能性があるとみて調べています。