“世界初”種なしのビワ
“世界初”種なしのビワ 05/19 16:48

福岡市のデパートにも驚きのフルーツがお目見えしました。

その果物とは何と、種がないビワです。

世界で初めて開発された品種だということですが、そのお値段もビックリです。

福岡市天神の岩田屋の果物売り場で、特別待遇を受けているビワ。

「希房」という品種で、実の大きさは縦がおよそ8センチ、幅はおよそ5センチ。

一般的なLサイズのビワよりも一まわり大きく、やや細長い形をしています。

このビワのすごいところは、何と、あの大きな種が入っていないことです。

残念ながら、実際に切ってお見せすることはできませんが、開発した千葉県によると、中には鉛筆ほどの大きさの空洞があるものの、普通のビワと比べて果肉の厚さは2倍で、全体に占める果肉の割合も90パーセントに達していて、甘みも強いということです。

実に12年かかって開発された世界初の新品種で、今年から市場にお目見えし、岩田屋は、九州では初登場ではないかと話しています。

その価格は、6個入りのセットで一箱なんと税込み31500円。

1個あたり5000円と、通常のビワの20倍に相当する高値がついています。

入荷したのは一箱だけという3万円の「種なしびわ」。

果たしてどんな人の口に入るのでしょうか。