プロレスで九州を元気に
プロレスで九州を元気に 05/16 19:10

プロレスの熱いパワーで「九州を元気にしたい」。

そんな思いを胸に、地元・福岡でプロレス団体を立ち上げた男性がいます。

リングネームは筑前りょう太。

地元をこよなく愛する男の戦いが始まりました。

福岡県志免町出身の、プロレスラー筑前りょう太さん。

幼いころからプロレスが好きだったという筑前さんは、福岡の大学に入学すると、すぐにプロレス愛好会に所属。

必死に、練習に打ち込み、大学内でも1〜2を争う実力を誇るまでになりました。

「アマチュアではなくプロになりたい」

そう考えた筑前さんは、大学卒業後、プロレス修業のためメキシコに渡り、帰国後は関東を中心に活躍しますが、今年、福岡に戻りました。

「九州をプロレスの熱いパワーで盛り上げて行きたい」

そんな思いからでした。

筑前さんが立ち上げた「九州プロレス」のモットーは、「九州限定の、九州人による、九州のためのプロレス」。

「阿蘇山」選手など、所属する8人は、みんな九州出身です。

ゴールデンウィーク最後のこの日、筑前さんの練習にはいつも以上に力が入っています。

筑前さんのふるさと、福岡県志免町で開かれる「九州プロレス」の事実上の旗揚げ戦が、およそ1週間後に迫っているのです。

「九州プロレス」の初戦の会場は超満員です。

阿蘇山選手に桜島選手など、九州にゆかりのある選手たちが繰り広げる、舌戦あり、場外乱闘ありの戦いに、観客は大歓声を送ります。

初戦を勝利で飾った筑前さん、母の日に開かれた試合には、特別な思いが込められていました。

自らを育んでくれたふるさとと、夢を応援し続けてくれた母親への感謝の思いが込められた試合は、無事終了しました。

筑前さんの次の闘いの舞台は7月6日に、福岡市天神の西鉄ホールです。