プロレスの熱いパワーで「九州を元気にしたい」。
そんな思いを胸に、地元・福岡でプロレス団体を立ち上げた男性がいます。
リングネームは筑前りょう太。
地元をこよなく愛する男の戦いが始まりました。
福岡県志免町出身の、プロレスラー筑前りょう太さん。
幼いころからプロレスが好きだったという筑前さんは、福岡の大学に入学すると、すぐにプロレス愛好会に所属。
必死に、練習に打ち込み、大学内でも1〜2を争う実力を誇るまでになりました。
「アマチュアではなくプロになりたい」
そう考えた筑前さんは、大学卒業後、プロレス修業のためメキシコに渡り、帰国後は関東を中心に活躍しますが、今年、福岡に戻りました。
「九州をプロレスの熱いパワーで盛り上げて行きたい」
そんな思いからでした。
筑前さんが立ち上げた「九州プロレス」のモットーは、「九州限定の、九州人による、九州のためのプロレス」。
「阿蘇山」選手など、所属する8人は、みんな九州出身です。
ゴールデンウィーク最後のこの日、筑前さんの練習にはいつも以上に力が入っています。
筑前さんのふるさと、福岡県志免町で開かれる「九州プロレス」の事実上の旗揚げ戦が、およそ1週間後に迫っているのです。
「九州プロレス」の初戦の会場は超満員です。
阿蘇山選手に桜島選手など、九州にゆかりのある選手たちが繰り広げる、舌戦あり、場外乱闘ありの戦いに、観客は大歓声を送ります。
初戦を勝利で飾った筑前さん、母の日に開かれた試合には、特別な思いが込められていました。
自らを育んでくれたふるさとと、夢を応援し続けてくれた母親への感謝の思いが込められた試合は、無事終了しました。
筑前さんの次の闘いの舞台は7月6日に、福岡市天神の西鉄ホールです。