沖縄戦当時の状況を説明する「アイアーン沖尚」の部員=18日、読谷村の残波岬ロイヤルホテル
話に聞き入る兵庫県明石市立野々池中生=18日、読谷村の残波岬ロイヤルホテル
【読谷】沖縄尚学高校の国際交流部「アイアーン沖尚」部員14人は18日、読谷村の残波岬ロイヤルホテルで、修学旅行で来県中の兵庫県明石市立野々池中学校の3年生235人に平和学習講演をした。部員は歴史資料で調べたことや祖父母からの聞き取り内容を発表し、戦争の悲惨さや平和の尊さを伝えた。
講演後には、野々池中生全員で「HEIWAの鐘」を合唱。3年の長畠悠一君が「沖縄戦で沖縄の人が大変な目に遭ったと知った。戦争や平和への関心を深めていこうと思う」と、沖尚生に感謝の言葉を述べた。
沖尚生は戦争当時の写真を交えながら沖縄戦、日本兵、米軍兵、教科書問題、学徒隊、米軍基地などについて説明。祖父母から聞き取った沖縄戦体験紹介の際の「祖母の生きようという思いがなければ、わたしはここにいなかった」という言葉を、中学生は真剣に聞き入った。
広島に原子爆弾が落とされた日を描いた絵本「まちんと」に触発されて部員で作成した絵本「Machinto(マチント)沖縄版」をプロジェクターで映しながら朗読。沖縄戦を生き延びた主人公の少女が、孫に「命どぅ宝、命は何よりも大切な宝物だよ」と伝えるシーンで物語を締めくくった。
沖尚生は講演の最後に「沖縄に生まれたからには沖縄戦の真実を伝える義務がある。皆さんに真実を伝えたい、知ってもらいたい」と中学生に呼び掛けた。
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