桜井淳所長がロシアのクルスク原子力発電所で過ごした1週間
テーマ:ブログ桜井淳所長は、モスクワの南西約600キロメートルに位置するクルスク原子力発電所を訪問し、ガルベルグ副所長やリャービン技師長と討論したことがあります。クルスク原子力発電所は、当時、チェルノブイリと同じ型の原子炉4基を備えたロシアでも最大級の発電所です。リャービン技師長から全体の説明を受けた後、毎日、現場を見学し、近くの宿泊ホテルのレストランでの昼食と夕食の時、質疑応答を繰り返していたそうです。クルスク原子力発電所側の対応は非常に良かったそうです。リャービン技師長は、一切の機密なして現場を見てもらうし、質問にも答えると豪語していたそうです。桜井所長は、100項目くらいの質問をして、もう質問項目がないくらいまで質疑応答を繰り返したそうです。桜井所長は感謝していました。
ロシアは、日本と異なり、1日のうちで昼食に最もご馳走を出す習慣になっているそうです。韓国もそのようです。当時、ロシアでは、ビールは、貴重品で、特に、地方では、なかなか手に入らなかったそうです。その代わり、ウォッカは、多くの種類があり、水代わりに飲めるそうです。桜井所長が意外に感じたことは、欧米先進国では高級品のコニャック(高級ウィスキー)が豊富に手に入ることだったそうです。桜井所長は、寝酒として、リャービン技師長からコニャックをいただいたそうです。食事の時は、いつも、クルスク原子力発電所側が幹部4名、日本側は訪問者3名だったそうです。桜井所長は、片道600キロメートルの車での移動に疲れ、行きはよかったのですが、帰りには、気分が悪くなり、かろうじてモスクワのホテルマルコポーロまでたどり着いたと言っていました。桜井所長はあらゆる意味で大変な経験をしたと語っていました。