旧友との再会と外務省訪問
外務省へ「竹島問題」で抗議と要請
本日は5年ぶりで旧友の行動右翼の玄龍社の白川雄斉氏とお会いした。私が昭和59年11月に世に出した「国士・中曽根康弘先生」という本を見て、わざわざ福島まで尋ねて来てくれた人でした。
丁度、その時は私は福島にいなかったので、後日東京でお会いすることになった。それからのお付き合いだから、もうあれこれ24年に及ぶお付き合いになる。
白川さんは身体を壊されて、殆ど目が見えない状態になってしまいました。自衛隊の病院に入院したが、誤診で民間の病院に移されたが手遅れになってしまったのです。
私よりは少し先輩でですが、私はこの方のご縁で沢山の行動右翼の方を紹介されました。白川氏は九州の福岡県の出身者であったので、特に九州の愛国者の方々とお会いする機会がありました。
ご本人は当時福岡で活動していましたが、私と会った頃から東京に移り住み、それからこれまで東京で活動されて来ましたが、性格は九州男児そのもので直情型の人です。
これまでも度々一人で官庁やテレビ局、政治家などの所に乗り込んでは直談判で抗議をして来ました。人に頼らずに先ず自ら行動するタイプで、言って見れば古い型の“正当派右翼人”の一人です。
実は先週電話があり、外務省に抗議のアポイントを入れてあるので、私の弟子の「有門大輔君が一緒に行けないか?」と誘いがありました。これまで何回か一緒に外務省に行っています。
私も仕事が早く終えたので久しぶりにご一緒することにしました。外務省の前に行くと、本人が付き添いの方と一緒に待っていてくれましたが、驚いたのは警視庁の公安担当と麹町警察の公安担当が4人もいたことです。
流石は昔行動右翼として活躍していただけに、公安も警戒しているのでしょうか。私がご一緒することにはなっていなかったので、誰かなと私の顔をじろじろ見ていました。
本日の外務省への抗議は3名でしたが、日時としてはグッドタイミングとなりました。丁度下記の報道がなされていたからです。
中学社会の指導要領解説書に「竹島は日本領」と明記
文部科学省は17日、中学校社会科の新学習指導要領の解説書に、韓国と領有権を巡って争いのある竹島を「我が国固有の領土」として新たに明記する方針を固めた。
これまで指導要領や解説書には北方領土に関する記述はあったが、竹島の記述は日韓関係への配慮などで見送られてきた。民間の出版社は指導要領や解説書に沿って教科書を作成、竹島の記述の有無も出版社で異なっており、今回の措置は、今後の教科書作りに影響しそうだ。
解説書は、10年に1度程度の指導要領改定に合わせて文科省が編集、小中高校の各教科ごとに作成し、指導要領の内容を補足する。
同省は「教科書検定の基準として拘束力を持つのは指導要領だが、解説書も指導要領の解釈に関する記述には実質的拘束力を持つ」としている。指導要領同様、教師が授業を行う際の指針ともなる。
同省は今年3月の小中学校の新指導要領の官報告示を受け、新解説書を6〜7月に完成させる。新指導要領は小学校では11年度、中学では12年度から全面実施される。
竹島 島根県隠岐の島町に属し、東西2島と周辺の岩礁で構成。総面積は東京の日比谷公園とほぼ同じ。日本政府は1905年1月、島根県編入を閣議決定。韓国は52年、李承晩大統領が「李承晩ライン」を設定、竹島の実効支配を開始。2006年、日本は韓国の竹島占拠を「不法」とする答弁書を閣議決定した。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20080518-OYT8T00222.htm
今回の外務省への抗議は、この「竹島問題」への生ぬるい外務省の対応についてが目的でした。これまで何度かこの「竹島問題」では、白川氏と有門君が外務省に出向いて意見を述べて来ました。
私も2点ほど質問をさせてもらいました。応対したのは外務省の若い事務官二人です。一人は防衛省からの出向であると言いました。白川氏が「竹島」の帰属を武力によってでも決着をつけるべきと主張してきたので、その関連から防衛省からの出向者が出て来たのかも知れません。
私が話をしたのは下記の2点です。
1,わが国の国会議員の中には白眞勲氏のように、「竹島」を明確に日本領土と認めないような御仁もいる。そのような方に関して外務省の見解を求める。
答え 「国会議員に対しては、外務省は言う立場にはないと思いますが、日本国の領土であることは疑いのない事実ですので、そのような立場から言うべきことは言わねばならないと思います。」
2,韓国で先日新しい大統領が「竹島」を日本に売り渡したというデマが流れただけで、ソウルの広場に1万人以上ものが若者が座り込んだ。その内の8割は学生だったという。未来を担う若者のこのような反応をどう思われるか?
答え「大変憂慮しています。両国の関係がネットなどを通して、このような形で現れることを真剣に受け止めて考えて行きたいと思います。」
先ずは優等生的な返答でした。一字一句間違いなくこのように話をした訳ではありませんが、おおよそそのような返答であったと言うことです。
外務省は「竹島問題」においては、日本の領土に対する主権侵害であり、今後も継続的に申し入れをすると言うことでした。また、真摯に取り組んで行くので、貴重なご意見があれば、何時でもお伺い致しますということでもあった。
本日の外務省への抗議で、別段何が分かったということもなかったし、今後に期待が持てるようなこともありませんでした。しかし、少ない人数ではあっても、相手方(外務省)も真摯に応対することは分かりました。
今後は定期的に問題点を絞り、質問並びに抗議を行っていく考えです。しかし、今回の「竹島日本領土」の記述が、日韓首脳会談で年1回相互訪問することが決まったので、韓国側に配慮して見送られてきた経緯があるというのは、本当に日本の今の現状を示して余りあるものです。
いくら日韓首脳会談を成功させなければならないとしても、日本の主権が侵害されてきた事実を将来を担って立つ学生に教えるのは、これは国家の責務であるはずです。
そのことに外務省がもしケチをつけるようなことがあるとすれば、これは断じて許しておくことは出来ません。外務省にはかつて近隣条項を楯に文部省の教科書検定に介入した前科があります。
その意味では本日の外務省への抗議は、そのことへの牽制としての役割は果たせたのではないかと思います。
韓国は早速抗議らしいですね。↓
「未来への努力に逆行」韓国、日本大使に是正要求
韓国の柳明桓外交通商相は19日、日本が新学習指導要領の解説書で竹島(韓国名・独島)を「我が国固有の領土」と明記する方針を固めたと報じられたことについて、重家俊範駐韓日本大使を外交通商省に呼び「事実なら、未来へ向かおうとの努力に逆行するもので、即刻是正しなければならない」と伝えた。外交通商省が明らかにした。
「事実なら強く是正を要求するように」との李明博大統領の指示を受けたもので、柳明桓外交通商相は重家大使に対し、報道された通りなら「韓国固有の領土である独島への領有権を棄損しようという不当な企図だ」と指摘した。
韓国紙やテレビは、李大統領が4月に訪日した際に両国が「日韓新時代」をうたったことに触れながら「1カ月もたたないうちにこんな事態になった」(YTNテレビ)などと日本を批判した。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/080519/kor0805191359003-n1.htm
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