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お笑いライブ:都電で 荒川線沿線を応援--あす午後2時、早稲田駅発車 /東京

 ◇商店街に活気を--「寅さん」物まねの野口さんら発起

 故渥美清さんが演じる映画「男はつらいよ」の寅次郎をまねる芸人、野口陽一さん(58)、葛飾区金町1=らが20日、都電荒川線車内でお笑いライブを開く。野口さんは「笑いを通じて荒川線沿線の商店街を活気付けたい」と話している。【吉永磨美】

 野口さんは、都内で働く会社員。自らを「5時から芸人」と呼び、活動は休日が中心だ。高校生のころに趣味で始めた物まねの技術を磨き、29歳でプロも参加する物まね大会で優勝した。プロの芸人に漫談を学び、福祉施設や刑務所で、ボランティアで芸を披露。都内の演芸場でも活動してきた。

 「寅さん」の物まねは、96年8月に渥美さんが亡くなったのをきっかけに始めた。「物まねでファンを元気付けたい」と、野口さんは映画の舞台になったの葛飾区帝釈天付近を寅さんとよく似た服装で訪れ、物まねを披露。喜ぶファンらの姿を見て「こんなにも喜んでくれるなら」と、約1カ月間ほぼ毎日通って、芸を披露し続けたという。

 この体験をきっかけに寅さんのものまねスタイルが定着。独特の口調で帝釈天付近の観光案内を始めた。現在も月2回ボランティアを続けている。

 「話を聞いてくれた人が楽しく元気になるよう、寅さんを演じていきたい」

 都電でのライブは「商店街の活性化」を目的に企画され、今年3月に初めて実現。

 20日は3回目で、都電早稲田駅を午後2時に出発(午後1時45分集合)し、約1時間車内でライブをしてから、町屋で下車。喫茶店「みどり園」(荒川区町屋1)でもライブをする。野口さんの物まね漫談以外にコントやバルーンアート、時事漫談も予定されている。

 参加費2000円。事前申し込みが必要。申し込みと問い合わせは午後2~同8時に、みどり園(03・3892・0655)まで。

〔都内版〕

毎日新聞 2008年5月19日 地方版

 
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