清掃奉仕に参加したのは、倉敷・水島地区16の道場で少林寺拳法を学ぶ拳士や保護者など総勢220人です。少林寺拳法の道着をつけ、軍手や火バサミなどを持った拳士たちは、3つのグループに分かれ、倉敷市役所からJR倉敷駅前までの市街地をゴミを拾いながら歩きました。沿道には、タバコの吸殻や紙くずなどが多く見られ、少年拳士たちは、目ざとく見つけては、持ってきたゴミ袋に拾い集めていました。倉敷・水島地区の道場が合同で清掃活動に取り組むのは今回がはじめてのことで、参加者たちは観光客を気持ちよく迎え、地域住民にも喜んでもらえるようにと1時間半におよぶ清掃活動に汗を流していました。
完成したコミュニティ広場では開所式が行われ、地元の中原町内会などから地域住民が集まりました。この場所は総社市が国土交通省から占用許可を受けている土地ですが、2年ほど前からモトクロスの愛好家グループがバイクを走らせ、砂ぼこりが洗濯物に着くといった苦情が近隣の住民から市に寄せられていました。地元の中原町内会とサンハイツ町内会は合同でグラウンドを整備する要望書を市に提出。市から270万円の補助金を受けこのほど完成しました。今後は主に少年野球チームの練習場所として使われるほか、グラウンドゴルフの愛好家らからも使いたいという声が出ているということです。
倉敷中央ロータリークラブは、岡山県内67番目のロータリークラブとして2003年の5月に誕生しました。現在、会員27人がおり、児童虐待防止のための「こどもあいカード」の配布など地域貢献に取り組んでいます。会員の平均年齢も55歳と若いクラブで、県内のクラブの中で唯一定期例会を夜に開催しています。5周年を祝う式典では、クラブの設立に尽力した倉敷南ロータリークラブの会員ら5人に感謝状が贈られました。このあと、親クラブにあたる倉敷南ロータリークラブの武田鐵也さんが講演し「クラブとしてリーダーシップを発揮しさらに発展するよう期待しています」と話しました。