車を運転中にチョコレートを口移しで食べようとし、歩行者をはねて死亡させたとして、青森地検が運転していた青森市内の会社員の男(47)を自動車運転過失致死容疑、助手席の20代の女を重過失致死容疑で逮捕したことが13日分かった。地検によると、同容疑で助手席の同乗者を逮捕するのは異例。2人は容疑を認めているという。
地検は2人の氏名を公表していないが、関係者によると、男は青森市筒井八ツ橋、会社員、大山浩美(ひろよし)容疑者。地検によると、2人は昨年12月28日午後5時20分ごろ、青森県野辺地町の町道を走行中、チョコレートを口移ししようとして前方不注意となり、前を歩いていた町内の無職男性(69)をはねて死亡させた疑い。【矢澤秀範】
毎日新聞 2008年5月14日 東京朝刊