人口10万人あたりの交通事故死者数などが政令市の中で最悪の浜松市は12日、07年の死者数もワースト1位だったと発表した。06年以降2年連続。事故数や死者数は減少したものの、全国でも同様に減っており、最悪を抜け出せなかった。
浜松市では政令市になった翌年の06年に、10万人あたりの人身事故件数、交通事故死者数がともに最悪となった。07年の人身事故件数は、前年比383件減の9553件、死者数は同18人減の31人だった。しかし、10万人あたりでは、それぞれワースト2位の静岡市と北九州市に比べ、約170件、0・15人多かった。
市交通政策課は「浜松は車を利用する人が多い。交通安全意識を高める啓発活動や事故の原因調査を強化するなどで対策を講じたい」と話している。【竹地広憲】
毎日新聞 2008年5月13日 地方版