{『壊音KAI-ON /症例イデムサイン会リポート』(2008/05/11sun.)

タイトル見づらいな。過日2008年5月11日(日曜日)、『壊音KAI-ON /症例イデム』のサイン会を渋谷のシブヤ・パブリッシングさんの直営店でおこなわせていただきました。そのリポートです。

シノハラの住んでいる某基地の街からは渋谷は遠いです。いや、近いんだけど(表参道のともだちの家から帰るのに都内在住の友人より僕の方が終電が遅いんだ……)、キモチ的に遠い。そんなわけで休日ということもあり、電車もバスもすくなかろーという見通しでダンナと2人、出ていったところ、見事にはやくつきすぎる。待ち合わせの喫茶店(センター街の奥にある宇田川カフェ。ものすごくクレーム・ブリュレがおいしいv)さえあいていない。近場のマックで時間をつぶしながら、その旨、担当・野上さんにメール。そうこうしているうちに宇田川カフェがあいたので、カフェでケーキセットを頼む。ダンナもケーキセット。野上さんはがっつりとカレーを食べていた。サイン会は戦場なのかと少しおののく。

宇田川カフェからいったん東急ハンズに戻る。サインに添えるシールを物色するためである。前もって個人的にメッセージカードは用意しておいたのだけれども、やっぱりなんかあった方が嬉しいんでない? という発想である。わあわあ言いながら4シート購入。ようやくシブヤ・パブリッシングにおもむく。

はいっていきなり『壊音KAI-ON /症例イデム』の嵐。いつ来ても羞恥プレイ。あとでわかったことなんだけれども、僕はずっとこの表紙ってブラックとマゼンダだけで刷っているのだと思っていていたのですが、実はマゼンダじゃなくて蛍光ピンクを加えた特色の印刷でコストがけっこうかかっていたらしい。ブラック面とピンク面では文字の溶け具合が違うという細かい芸があるのでお手持ちの方はご覧になってくださいね。

はいはいはーい、これがシノハラです。書斎でくつろいでいるようですが、ここ、通称〈書斎〉と呼ばれる小部屋なんです。普段はデスクの上に絵本などがならんでいます。店舗内は基本、大人向けのお洒落な本が多いので、ちょっとターゲットがずれるというか、ちょっと遊び心を出してというか、お洒落な絵本もおきたいなって感じで〈たぶん〉ここには普段絵本が置かれています。

14時、〈書斎〉でせっせこサイン開始。サインはぺんてるのサインペンでします。シノハラがサインして、「どのシールにしますかっ」と訊いてご希望のシールをはらせていただき、ダンナが色移りしないように紙をはさんで、シノハラがメッセージカードを破産で読者さまへ御本をお返しさせていただきました。遠野さんから花束をいただきましたよー。高校時代の友人からも花束というか花かごというかをいただいていたのだけれど名前をだ゜してくれるなと言うのでこっちはシークレット。や、なんか最初花輪を贈ろうとしたらしく、担当がびびっていました。

読者さんたちと。ダンナにカメラをあずけたのは失敗だったかと思う。まあ、ちょっと変なデジカメなんで扱いが難しくはあるんだけれども。シールは髑髏がよく売れました。そういうイメージなの? うーむ。今回のサイン会、あまりお天気に恵まれなかったのですが、たくさんの方にお越しいただけてとても嬉しかったです。中には遠方で来られないお友だちの分もお願いしますって2冊もっていらっしゃる方もいて、ものすごく緊張したりしました。だいたいサインを書くときは緊張しているのですが(間違えられないから)、遠くの方を思いながらサインをするともっと緊張することがわかりました。あと「15年来のファンです!」という方がいらして寡作で申し訳ない気持ちになりました。いやいやいやいやいや……ありがとうございます。これからはなるべく良いものをたくさん書いていきたいと思います。見捨てないでね。

16時にサイン会は終わったのですが、その後50冊ばかりノンカフェ版にサインをしました。一冊だけ緊張して日付をいれてしまいました……愚か者!

ついでに、製作サイド。まんがを書いてくださった松木加斎さんと装幀の坂口さんです。加斎さんが顔出すなっていったから目線かけたよ! もー! あなたフツーの漫画家でしょー! tかえって犯罪者みたいじゃん!! 坂口さん、お世話になりました!(今回の装幀、シノハラにしてはめずらしく口出ししなかったのです。そのせいか? 良いものが出来上がってきたので超うれしかったのでした)

そんなこんなでサイン会はつつがなく終わりました。足をお運びくださったみなさま、ありがとうございました。シノハラは何故かその後、他社の担当とご飯を食べたりしていました……。