【広元(中国四川省)岡崎英遠】四川大地震は17日午後、12日の発生から丸5日、120時間が経過した。当初、発生後72時間が、がれきの下敷きとなった行方不明者の「生存の限界」といわれたが、これを過ぎた17日になっても、各地から続々と「不明者救出」の朗報がもたらされた。
新華社通信によると17日午後6時過ぎ、四川省什〓(じゅうほう)市と徳陽市で、ともに31歳の女性が124時間ぶりに救出された。北川県でも同日午後、52歳と69歳の男性が相次いで生還した。
一方、新華社はロシアの緊急援助隊が17日、外国の援助隊として初めて、四川省都江堰市で生存者1人を救出したと報じた。
毎日新聞 2008年5月18日 東京朝刊