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就職率:大学生は過去最高の96.9% 4年連続で上昇

大卒就職率、高卒内定率の推移
大卒就職率、高卒内定率の推移

 厚生労働省と文部科学省は16日、今春卒業した大学生の就職率と高校生の内定率を公表した。大学生は96.9%(前年比0・6ポイント高)で4年連続で上がり96年度の調査開始以降の最高値を更新した。また、高校生は厚労省調べで97.1%(同0.4ポイント高)、文科省調査でも94.7%(同0.8ポイント高)で、ともに6年連続で上昇。厚労省は「少子化で労働力不足が懸念される中、企業の採用意欲が高い状態が続いている」とみている。

 大学生の就職率(4月1日現在)は男子96.6%(前年同)、女子97.3%(前年比1.3ポイント高)で、男女とも過去最高。短大女子は94.6%(同0.3ポイント高)、高専が99.6%(同0.8ポイント高)、専修学校93.7%(同0.1ポイント低)だった。

 厚労省調べの高校生の内定率(3月31日現在)は、男子98.1%(前年比0.3ポイント高)、女子95.9%(同0.6ポイント高)。求人倍率は1.87倍(同0.08ポイント増)。東京は7.26倍、愛知3.30倍、大阪3.08倍に対し、沖縄0.61倍や青森0.61倍、鹿児島0.63倍などで、大都市と地域との格差が目立つ。

 民間の就職情報会社の担当者は「サブプライム問題や原油高などの懸念材料はあるが、企業の採用意欲は今のところ衰えていない。一方、採用では質を重視する傾向が強まり、良い人材がなければ無理に採用はしないとのスタンスも広がっている」と話している。【東海林智】

毎日新聞 2008年5月16日 22時59分(最終更新 5月17日 0時30分)

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