Yahoo! Pipes でブログのフィードを拡張してみました
Yahoo! Pipes が登場してから 2 ヶ月ほど経ちました。当初はパイプが「詰まって」いたり、日本語が通らないなどの問題が起きていましたがそろそろ大丈夫かと思い使ってみました。まだベータですので、一部のモジュールで日本語対応が完全ではないとか、バグも散見されますが、そのコンセプトと可能性は予想を遥かに超えていました。今後、このシンプルさを保ったままモジュールが拡張されていくとすれば、やはり多くのメディアが絶賛したように、とんでもないマッシュアップツールが出てきたと言わざるを得ません。
Pipes は一言で言えば、いくつかのフィードを読み込み、それらを加工して一つのフィードとして出力するフィードアグリゲータ、マニュピレータであり、マッシュアップツールです。基本的な機能や、関連する多くの情報は既にネット上にありますのでここではご紹介しませんが、実際に Pipes を作成してみましたので、それを紹介します。作成したパイプは、ブログ記事のフィードを読んだときに、記事内容に関連する言葉をワンクリックでウィキペディアを引くことができたら便利かも、という発想で作ってみました。フィードリーダで読むと、記事の最後に「このエントリーに関連するウィキペディアの記事」として、いくつかのウィキペディアへのリンクが付いてきます。
Pipes のサイトに「Any Japanese Blog enhanced by Wikipedia」として公開しましたので、ご興味があればご覧ください。パイプの内容を見たりクローンを作成して変更することもできますが、その場合には Yahoo! のアカウントが必要です (日本の Yahoo! アカウントは使用できません)。また、ブラウザですが、IE7 か FireFox が推奨です。IE6 では問題があります。
使い方ですが、ここにアクセスして、Configure This Pipe の Enter URL for feed にブログのフィードの URL を入力して Run Pipe をクリックします。すると、フィードのプレビュー画面が表示されます。この画面はあくまでプレビューですので、このパイプが追加したウィキペディアの情報は見えていません。記事一覧の右上の Subscribe にマウスカーソルを乗せると、このフィードを取得できます。一般的には Get as RSS を選択すればほとんどのフィードリーダで読むことができると思います。取得したフィードの URL をお使いのフィードリーダに登録すれば OK です。フィードされた記事を開いて最後を見ると、キーワードとウィキペディアへの記事へのリンクが見えるはずです。記事の内容によっては表示されないかもしれません。
このパイプの流れは、指定されたブログ (別にブログでなくてもよいのですが) のフィードを読み込み、内容を解析して重要なキーワードを取り出して、それでウィキペディアを検索して、検索結果のタイトルとウィキペディアへのリンクをオリジナルのフィードの最後に追加する、という流れになっています。パイプ自体を見ていただくと分かるのですが、一部のモジュールで日本語が通らないためにかなり無理をした力業がありますが、今後、日本語に対応されていけば、同じ機能のパイプをもっとシンプルに作ることができるはずです。このパイプで使用しているモジュールで日本語の処理で問題があるのは、Content Analysis - これは問題というより日本語の解析は難しいでしょうね - と For Each: Annotate です。For Each はフィードされてきた要素の内容が日本語の場合、その中にあるソースや子供のパイプ (このパイプの場合は、Yahoo! Search) の入力項目に正しく引き渡してくれないバグがあります。
フィードする URL はマニュアル入力ではなく、固定の URL を指定することもできます。その場合には、一番最初の URL の入力モジュールを削除して、Fech Feed モジュールに直接 URL を指定すれば OK です。もちろん複数の フィードを読み込ませることもできます。ただし、たとえば複数のフィードを一度に読み込むと、フィードリーダで見たときにどのブログのフィードか区別が付きにくくなります。その場合には、Regex を使用して title の先頭に、ブログ名を付けると良いと思います。このあたりは、実際にやってみることをお勧めします。
Ajax を使用したもの凄い GUI と、ノンプログラミングでここまでデータの加工ができることを世に知らしめた Yahoo! Pipes に今後も注目！！
P.S.
このパイプをこのブログ専用にクローンして作成したパイプです。これからもいじるかもしれないので非公開ですが、よろしかったらどぞー。
あと、ドイツは明日から月曜日までイースター (復活祭) です。
Pipes は一言で言えば、いくつかのフィードを読み込み、それらを加工して一つのフィードとして出力するフィードアグリゲータ、マニュピレータであり、マッシュアップツールです。基本的な機能や、関連する多くの情報は既にネット上にありますのでここではご紹介しませんが、実際に Pipes を作成してみましたので、それを紹介します。作成したパイプは、ブログ記事のフィードを読んだときに、記事内容に関連する言葉をワンクリックでウィキペディアを引くことができたら便利かも、という発想で作ってみました。フィードリーダで読むと、記事の最後に「このエントリーに関連するウィキペディアの記事」として、いくつかのウィキペディアへのリンクが付いてきます。
Pipes のサイトに「Any Japanese Blog enhanced by Wikipedia」として公開しましたので、ご興味があればご覧ください。パイプの内容を見たりクローンを作成して変更することもできますが、その場合には Yahoo! のアカウントが必要です (日本の Yahoo! アカウントは使用できません)。また、ブラウザですが、IE7 か FireFox が推奨です。IE6 では問題があります。
使い方ですが、ここにアクセスして、Configure This Pipe の Enter URL for feed にブログのフィードの URL を入力して Run Pipe をクリックします。すると、フィードのプレビュー画面が表示されます。この画面はあくまでプレビューですので、このパイプが追加したウィキペディアの情報は見えていません。記事一覧の右上の Subscribe にマウスカーソルを乗せると、このフィードを取得できます。一般的には Get as RSS を選択すればほとんどのフィードリーダで読むことができると思います。取得したフィードの URL をお使いのフィードリーダに登録すれば OK です。フィードされた記事を開いて最後を見ると、キーワードとウィキペディアへの記事へのリンクが見えるはずです。記事の内容によっては表示されないかもしれません。
このパイプの流れは、指定されたブログ (別にブログでなくてもよいのですが) のフィードを読み込み、内容を解析して重要なキーワードを取り出して、それでウィキペディアを検索して、検索結果のタイトルとウィキペディアへのリンクをオリジナルのフィードの最後に追加する、という流れになっています。パイプ自体を見ていただくと分かるのですが、一部のモジュールで日本語が通らないためにかなり無理をした力業がありますが、今後、日本語に対応されていけば、同じ機能のパイプをもっとシンプルに作ることができるはずです。このパイプで使用しているモジュールで日本語の処理で問題があるのは、Content Analysis - これは問題というより日本語の解析は難しいでしょうね - と For Each: Annotate です。For Each はフィードされてきた要素の内容が日本語の場合、その中にあるソースや子供のパイプ (このパイプの場合は、Yahoo! Search) の入力項目に正しく引き渡してくれないバグがあります。
フィードする URL はマニュアル入力ではなく、固定の URL を指定することもできます。その場合には、一番最初の URL の入力モジュールを削除して、Fech Feed モジュールに直接 URL を指定すれば OK です。もちろん複数の フィードを読み込ませることもできます。ただし、たとえば複数のフィードを一度に読み込むと、フィードリーダで見たときにどのブログのフィードか区別が付きにくくなります。その場合には、Regex を使用して title の先頭に、ブログ名を付けると良いと思います。このあたりは、実際にやってみることをお勧めします。
Ajax を使用したもの凄い GUI と、ノンプログラミングでここまでデータの加工ができることを世に知らしめた Yahoo! Pipes に今後も注目！！
P.S.
このパイプをこのブログ専用にクローンして作成したパイプです。これからもいじるかもしれないので非公開ですが、よろしかったらどぞー。
あと、ドイツは明日から月曜日までイースター (復活祭) です。
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