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パンダつがいで年1億円 高額のレンタル料に疑問の声も (2/2ページ)
このニュースのトピックス:動物園・水族館
上野動物園の新しいパンダについて、連休中に来園した東京都足立区の自営業、溝田忠夫さん(65)は「上野は日本で最初にパンダを飼育し歴史がある。金の問題じゃない」としたが、福島県郡山市の日出山正明さん(27)は「高額なレンタル料は、子供の夢を壊すんじゃないか」と話していた。
また、東京都の石原慎太郎知事は今月2日の記者会見で、「見たければいる所に行って見てきたらいい」と述べ、レンタル代については「費用対効果を換算して考えればいいこと。(パンダは)いても、いなくてもいいんじゃないか」と答えていた。
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上野動物園のパンダ 日中国交回復を記念し、昭和47年10月にカンカンとランランが中国から贈られたのが最初。一般公開初日には3000人が並び、1キロ以上の長い列ができた。以後もホアンホアン、フェイフェイが来園した。フェイフェイの3番目の子で上野生まれのユウユウとの交換で、平成4年にリンリンが来日。フェイフェイの2番目の子トントンの死後、日本に所有権のある最後の1頭になっていたリンリンが4月30日に死んだため、約36年間続いたパンダの展示が途切れた。