岡山放送局

2008年5月17日 18時29分更新

中国人団体などが支援策検討


中国の四川省で起きた大地震の被災者を支援しようと、岡山県に住む中国人の団体などが17日会合を開き、チャリティーコンサートや街頭募金などの支援活動を行っていくことを決めました。

岡山県に住む中国人の団体が呼びかけて岡山市で開かれた会合には、日中友好協会の県の代表や中国からの留学生など、40人余りが参加しました。
はじめに、大地震で亡くなった人に全員で黙とうをささげたあと、被災者への支援活動について意見を交わしました。

この中で参加者からは、中国の民族楽器を使ったチャリティーコンサートや街頭募金などが提案され、各団体で協力しながらこうした支援活動を行っていくことになりました。

四川省・成都の出身で、岡山市内で中国料理店を経営する賈銘瑜さんは、「地震直後は四川省にいる親類や知人となかなか連絡が取れず、店の従業員の家族の中にはけがをした人もいてとても不安でした。できることから支援活動をしていきたいです」と話していました。

また、内モンゴル自治区から来ている留学生の王雪松さんは「留学生だけでは、人手が足りないので、より多くの人に街頭募金への協力を呼びかけたいです」と話していました。