2008年 5月 17日
日中韓物流大臣会合で岡山宣言採択
日本、中国、韓国の3カ国が北東アジアの物流について話し合う国内で初めての会合が岡山市で開かれ、3カ国が協力体制を築くことを盛り込んだ「岡山宣言」が採択されました。会合には冬柴鐵三国土交通大臣をはじめ、中国と韓国の物流を担当する大臣などが出席しました。非公開で開かれた会合では、北東アジアで、電子部品などの効率的な物流を実現するために、3カ国が協力体制を築くことを盛り込んだ「岡山宣言」を採択しました。また、今回の会合の開催地に岡山が選ばれた理由について、冬柴大臣は「瀬戸大橋や水島港などがあり、物流の拠点性が高いため」と話しました。

子供たちの裁判員制度勉強会
来年5月に始まる裁判員制度について子供たちに理解を深めてもらうための勉強会が、岡山市で開かれました。岡山地方裁判所で開かれた勉強会には、県内の小学5・6年生と、その保護者・30人が参加しました。勉強会では、プロの弁護士や検察官の隣に子供達が座り、窃盗事件の被告に対する模擬裁判が行われました。子供たちは、弁護士や、検察官に教えてもらいながら、被告人や証人に事件当時の行動などについて質問した後、有罪か無罪かの意見と、そう思った理由を発表していました。主催した岡山地裁では、裁判員制度の仕組みなどについて、子供たちにも、しっかりと理解して欲しいと話していました。裁判員制度は、来年5月21日から始まります。

第2回瀬戸内文化助成発表大会
瀬戸内海地域を対象に行われた研究の成果を発表する、瀬戸内海文化助成発表大会が、高松市で開かれました。瀬戸内海文化助成は、瀬戸内海地域の文化の向上に貢献すると認められた調査や研究などを支援する財団法人・福武学術文化振興財団の制度です。昨年度助成を受けた合わせて26件が発表されました。高知大学教育学部の市村高男教授は、香川県宇多津町の聖通寺に所蔵されている、4千点余りにのぼる経典を分類調査した結果、お経を通じて、人とモノの広域的な動きが、浮かび上がることを発表しました。今年度の瀬戸内海文化助成は、今年7月から公募されることになっています。

ひきこもりの人の支援セミナー
ひきこもりの人たちを支援するセミナーが、岡山市で開かれました。セミナーには、ひきこもりの人の家を訪問する岡山市の支援団体「リスタート」など、県内4つの団体の代表者が集まり、意見を交換しました。このうち、かつて自分もひきこもりだったというパネラーは、「はじめは支援団体の人が家に来るのが嫌だったが、人との会話に飢えていたので、だんだん楽しみになってきた。やがて、『応援してくれる人のために自分も変わろう』と思うようになった」と自らの体験を語りました。主催者によりますと、ニートやひきこもりの人は、岡山県下に2万人以上いると言われ、家族だけで解決しようとせず、支援団体を活用して欲しいと話していました。

全日本メンバーのバスケットボール教室
全日本の選手が指導するバスケットボール教室が、岡山市で開かれました。この教室は、岡山県内のバスケットボールのレベル向上と、学校の部活動の活性化を目的に開かれたものです。元・全日本メンバーで、先月から岡山商科大学と付属高校のバスケ部監督を務めている納谷幸二さんや、現役の全日本メンバーなど4人が、県内の中学生約120人を指導しました。全日本メンバーたちは、実際に、実業団のチームで取り入れられているメニューで、生徒たちに、ドリブルなどを指導し、生徒たちは、アドバイスに、熱心に耳を傾けていました。このバスケ教室は、18日も開かれ、県内の高校生を指導することになっています。