「命の重さ」
今日は午後から涙腺がゆるみっぱなし。鶴谷中学校で行われた文化講演会で昨年、息子さんをいじめでなくされた森美加さんのお話を伺いました。ゆっくりとかみしめるような言葉のひとつひとつが心にしみいります。中学生も静かに聞き入っていました。最後にDVDが流されていじめで亡くなった子どもたちのメッセージが静かに流れました。けっして特別な子どもではないということ、やさしい子どもたちだったことがよくわかりました。今、毎日二人の子どもたちがいじめでいのちを絶っています。自殺を後押しするきっかけが実は身近にいる友人であることが多いとのこと、その事実は衝撃でした。森さんは子どもたちに「いじめで悲しむ人を作りたくない。まちがったらごめんなさいを言えること。いじめを見つけたら大人たちに伝えてほしい。」と訴えていました。講演のあと懇談会が行われ校長先生も参加して交流することができました。いじめを隠さない校長先生の姿勢はステキです。保護者のみなさんもひとりひとりがステキなお母さんたち。鶴谷中学校はいい学校だなと安心しました。
森さんは病院のソーシャルワーカーであるということで、講演で全国を回られている理由のひとつをみつけたような気がしました。「いのち」にむきあってきたからこそ、その重さを感じているのですね。深い悲しみを体験されたからこそ、二度と繰り返してはならないという強い意志をもって活動されているのです。突き動かすものは息子さんへの「思い」なのでしょう。森さんの他人には計り知れない苦しみ・・・わたしたちはしっかり受けとめたいと思いました。
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先日は、講演に来て頂きましてありがとうございました。中学生の皆さんの真っ直ぐな思いを感じながら
また、新たな活動に向けて生きていこうと思っています。
Comment by 森 美加です。 — 2007年11月8日(木曜日) @ 00時33分32秒