「４千人が「やめろ！」　恐るべし浦和サポーター」の記事詳細：イザ！

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　エンゲルス新体制で出直しを狙った浦和が、また負けた。とうとう試合後はゴール裏を陣取るサポーターが暴走。スタジアムに居座ってフロントの責任を追及する事態にまで発展した。

　２０日に開幕したナビスコ杯。エンゲルス新監督の船出となったが、結果は神戸に０－１。試合後、選手がピッチを去ると、ゴール裏には特大の横断幕が掲げられた。

　「フロント、ＧＭの無能さには呆れるばかり。監督を切ってそれでＯＫか？　今やるべき事は勝つだけでなく応援したくなるプレーをチームが見せる事。それを怠ればファンは離れていくぞ」

　降りしきる雨の中、約４０００人の赤いサポーターが「社長、出てこいよオラ！」と怒号をとどろかせ、フロントとの会談を要求。藤口光紀社長と中村修三ＧＭが姿を見せると、地鳴りのようなブーイング。

　「みんなに聞こえるように説明しろよ、聞こえねぇよ！」「フロントを補強してオマエやめろ！」「バカ！」「世界３位で満足か？」「有名選手いらねーよ！」「いっぱいサポーターが入っているからいいじゃないんだよ。どんどん離れていく。危機感を感じているんだよ！」「オマエのレッズじゃない。オレたちのレッズなんだ。バラバラにしないでくれ！」

　昨年から始まっていたチームの悪い流れに気づいていながら、対応を誤ったフロントに非難が集中した。藤口社長は「真摯（しんし）に受け止める」と平身低頭だったが、それも当然。サポーターこそが浦和の強さの根幹。スタジアムに足を運んで、グッズを購入してくれるからこそ、毎年の大型補強が実現するのだ。

　監督より選手が強くなりつつある浦和。だが、フロントより闘莉王より、サポーターが一番怖い。

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