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サポーターもみ合い!浦和勝ち点没収も…J1第13節

5月18日8時0分配信 スポーツ報知


 ◆J1第13節第1日 浦和2−3G大阪(17日・埼玉スタジアム) 浦和−G大阪戦でJリーグ史上最大級の暴動が発生した。判定やG大阪のパフォーマンスに浦和側も突っかかり、試合後、両軍選手がもみ合い。騒ぎは試合前から不穏だった両チームのサポーターへと拡大して、フェンスを破壊して乱闘開始。機動隊も緊急出動し、負傷者も出る事態になった。今後、主催側の浦和にはJリーグから最大1000万円の制裁金や勝ち点没収などの厳罰が科せられる可能性も出てきた。試合は浦和が2−3で敗れ、第3節からの無敗は10で止まった。

 サッカーの聖地・埼玉スタジアムが汚辱にまみれた。

 「う○こ、レッズ!」埼玉スタジアム初勝利に興奮状態のG大阪サポーターは品性下劣なコールを繰り返し、ピッチ上では選手が円陣を組み、優勝したかのような大騒ぎ。ホームでの挑発行為に耐えかねた浦和MF闘莉王が激怒した。

 「お前ら、大阪に帰ってからやれよ!」

 制止を呼びかけたのが開始のゴングになった。選手やスタッフがもみ合いを展開。試合開始前から水風船や紙コップを投げ込まれたゴール裏の浦和サポーターも大爆発。特注のプラスチック製フェンスを約10台破壊し、緩衝地帯を乗り越え、G大阪サポーターと衝突。破壊したフェンスや旗の柄を投げ合う。悲鳴と怒号がこだまする中、大阪から来た男性サポーター(35)はスタンドから落下。骨折の疑いで埼玉県内の病院に救急車で搬送された。

 怒り収まらぬ浦和サポーター5000人はG大阪側のスタンド出口を完全封鎖。G大阪サポーターに謝罪を求め、試合終了から3時間半も軟禁状態に追いつめた。機動隊特殊車両3台、パトカー20台が緊急出動する事態に発展した。

 「審判が試合を壊した。あれだけ熱くなれば、相手を殺してやろうという感じになる。僕らも生活がかかっている」浦和の主力が憤然と語ったように、岡田正義主審(49)の誤審の数々も狂乱に拍車をかけた。前半ロスタイムには浦和ボールのスローインを逆に裁いて、G大阪の2点目に直結させた。さらにG大阪MF明神が不在にもかかわらず、後半開始の笛を吹くなど混乱状態。

 「主催者はわれわれ。実行委員として管理責任がある」と浦和の藤口光紀社長。滝弘之マッチコミッショナーは緊急報告書を作成し、Jリーグ規律委員会に全ぼうを報告する。騒動の規模も大きく、負傷者も出ており最大1000万円の罰金、そして、Jリーグ史上初の勝ち点はく奪というペナルティーが科される危険性もある。順風満帆だった首位・浦和が苦境に立たされた。

 ◆サポーターのトラブルによる最高額の制裁金 Jリーグは過去2回、ホームクラブに対し、1000万円の制裁金を科している。05年4月、柏−名古屋戦でサポーター同士が乱闘。同7月、F東京−東京V戦でF東京のサポーターが灰皿のふたを投げ、負傷者が出た。安全確保義務を怠ったとして、柏、F東京が処分された。

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最終更新:5月18日8時0分

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