宇都宮市立岡本西小(大豆生田将校長、児童数394人)の留守家庭児童会の複数の関係者宅に14日から16日にかけ児童の殺害を予告するなどの不審電話が相次いだ。同児童会から連絡を受けた市教委が17日発表した。市教委では宇都宮東署に相談、同署は捜査を始めた。
同児童会は同日、今後の対応などを協議し、週明けの月曜日から集団登校を実施するほか、教職員のパトロールを強化してもらうことなどを決めた。
また、市教委も今回の不審電話を重く受けとめ、同じく週明けから当面の間、複数の職員を同児童会に派遣するほか、同校に対し登下校、帰宅後の安全確保について指導を徹底するように指示した。
市教委によると、関係者宅に不審電話があったのは計3件で、時間帯は午前6時台、午後8時台、同10時台。「子供を殺すぞ」「児童会の部屋の鍵が開けっ放しだ」などと告げた。電話の声は小さく、女性のようだったという。
岡本西小の留守家庭児童会は、保護者の代表や地域の関係者が学校内の部屋を借りて放課後、留守家庭の児童を預かっている。4月1日現在で、1〜6年の児童41人が利用している。
|