北京五輪競泳代表の伊藤華英、森田智己(ともにセントラルスポーツ)ら3選手が17日、東京辰巳国際水泳場で行われた日大・中大対抗に参加。世界記録連発で話題になっている英スピード社製の水着を試着し、その性能を体感した。
日大OGとしてオープン参加した伊藤は、女子100メートル背泳ぎで自身にとって2番目に速い1分0秒59をマーク。「0秒5が出てびっくり。スタート後15メートルですごく進んでいる感じがあった」と従来とは違う感触に驚いた。
森田は本職の背泳ぎには出場せず、男子100メートルバタフライで52秒94と好タイム。男子自由形の佐藤久佳(日大)も本調子でない中、100メートルを49秒96で泳ぎ、「タイムは悪くなかった。その意味で水着の効果は出ているのかなと思う」と感想を話した。
代表選手らは、日本水連と契約する国内3社の改良水着なども6月上旬まで試し、水連側に意見を伝える。伊藤は「最高の舞台(五輪)ではすべて最高の状態で迎えたい。そのために一番いいものを着たい」と熱望した。
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